【状況への失言】「シドク Ⅱ」  幻冬舎・見城徹社長  箕輪厚介  岩下尚史  百田尚樹「日本国紀」は歴史本にあらず

最近、生涯最後の書となる『シドク Ⅱ』をまとめているのだけれど、この1週間ほどは前書き・後書きの執筆に集中していて、送られた論文を読むのを中断中。前書き等は論文ではないので、テレビの気軽な番組を見ながら書くことができて楽しい。

火曜日のゴジムでは、ゲストの幻冬舎社員(後で箕輪厚介という名と判明)が見城徹社長の落度をハッキリ断罪していたので驚いた。社長を始めブラック企業の典型的会社であるにもかかわらず、社長の悪事を素直に認めて平然としていたのは、自分が担当した本が売れているので自信があるからなのだろう。いずれにしろ正しい発言を隠さずできる人はエライ!(学大在職中にセクハラ教員「クレイ爺」を断罪したイチローと同じくらいエライ!)

「見城は今まで見たこともないほど落ち込んでいる」という証言など、痛快だったネ。逆に敢えて見城批判を抑えている素振りに見えた(幻冬舎から本を出してもらうのを狙ったか)、岩下尚史の方が醜い態度だった。そもそもオカマ・ジジイを演じているのか(?)、いつも無用にハシャグのが醜悪で見ちゃいられないジジイだね(木曜の岩井志摩子も同然)。

それにしてもブラック出版社らしく、低能右翼の百田尚樹のいわく付き「日本国紀」を出版し、批判に遭うと自社から出しているその作家の発売部数を社長自ら公表して傷つけるなどという、見城のヤルことは外見同様に醜いかぎり。舌なめずりしながらしゃべる口元の嫌らしさといったら、反吐(へど)をもよおすヨ、マツコ並みかな。

百田の本は、正式には歴史本とは認められてないのだそうだネ。そのためにウソを言いたい放題書いて批判されても、エンターテイメント本というジャンル分けされているため、出版差し止めできないとのこと。だから何度も訂正しながら生き延びていンだそうだヨ。

エンタ小説を書く能力はあるようだから、小説の読者に買わせてウソ歴史を刷り込むことになるのは危険だけれど、読者の判断力に任せざるをえないので不安は大きいネ。

改めて強調したおくけど、百田が低能右翼丸出しの言動しても、彼の小説の価値とは関係ないからネ。将棋の天才的坊やが百田の小説のファンだったとしても、何ら否定したり読むのを止めさせたりするのは間違いだヨ。ただ「日本国紀」はウソが多いから、別の歴史本を読むように勧めた方がイイのは言うまでもないネ。