【見る】高橋和夫  放送大学「パレスチナ問題」など  慈円「愚管抄」

前にもおススメしたけれど、放送大学の月曜午後5時からの「パレスチナ問題」は必見だネ。講師の高橋和夫さんは放送大学では講義内容の充実ぶりだけでなく、話し方が飛び抜けて上手い。ヒドイ講師も青山など少なからずいるけれど、高橋さんの講義から学ぶべきだネ。

高橋さんはマジメな顔してクスッと笑いが洩れることを言うのも上手いので、注意して聴いてもらいたいネ。それをここで記したらお終いだから言わないけど、専門が中近東(イスラム)だから教えられることがとても多い。前々回はロシアにおけるユダヤ人問題で、彼らが自由に国外に出られなかったというのは初めて知った。それがゴルビー以来だったか解放されてイスラエルに移住する傾向が強くなり、そのためにパレスチナ人民に対する圧迫が増大した結果にもなっていると知り、現実世界の難しさを痛感したネ。

高橋さんは「パレスチナ問題」以外に、放送大学ではラジオを含めると5種類くらいの講義を担当していて、どれを見ても(聴いても)未知のことを教えてもらえるのでおススメだネ。今年度からかな、放送大学教授という肩書きが外れているので気になっている、定年とは思えない風貌なんだけどネ。

 

@ ラジオ放送大学で思い出したけど、マジメなだけで切れ味も取りえも無い島本裕子というオバハン(ジジイのボクがバアサン呼ばわりできないからネ)が、珍しくタメになることを教えてくれた。慈円の「愚管抄」は読みやすいと言いながら、実例を朗読してくれたのは有り難かったネ。むかし小林秀雄の「実朝」で「愚管抄」を知ってから、岩波の古典文学大系をゲットしていつか読もうと考えていたので、実際に読むキッカケを与えてくれたのは感謝。テレビだとむやみに露出したがる島本夫妻だけど、ラジオは姿が見えないのは取りえだネ。