「朝鮮」に帰国して行った同級生(補遺)

せっかく古市憲寿という軽い話題に転じたのに、またこのところ続き過ぎた【状況への失言】に戻るようで申し訳ないけど、言い残したことをチョッとだけ補足させてもらいたい。

1つは私的な思い入れなのだけど、うかつなことに15歳で亡くなった叔父の命日が、孫の男子の誕生日にほぼ重なっていることに遅ればせながら気付いたのだナ。それ以来、何やら孫が叔父の生まれ変わりのように思えてきて、その分も加えて大事に育って欲しい思いが強まったのだネ。

もう1つは「朝鮮総聯」という名称を思い出せなくて、日本国内で「北」の指令で動いていた在日の勢力の名を使わずに済ませてしまったこと。略称は「朝鮮総連」かと思っていたけど、「聯」が正しいとは検索して知ったので、正式には「在日朝鮮人総聯合会」とのこと。本国が南北に分かれている以上、在日の人々も南北のどちらを支持するかで分かれていたけれど、「南」の方の支持者の名称は不明のままだ。

ともあれ「総聯」の代表者は、「北」に帰る希望者がいなくなっても「本国」から帰国運動を続けるように命じられ、仕方なく我が子を送ったという悲劇が番組で語られていた。クラシック音楽好きの長男が泣く泣く送られ、音楽を奪われただけでなくミジメな思いを強いられた悲劇を、日本に残った妹が語っていたのだネ。再放送を期待するけど、もし放送されたら必ず見て欲しいネ。

 

60年ぶりに手紙をくれた小学校の同級生から返信が来て、「帰国」したのは高嶋映美さんと書くと知ったけど、彼女の証言によると《とても頭のいい方で、絵も上手で憧れの方》だったとのことだった。無事に生きていてくれれば良いのだけれど・・・