【見る】神田松之丞  滝沢カレン  辺野古・基地問題  フクシマはオキナワの再現  性感帯を知る犬

 最近一番話題になっていると言えるような「芸能人」、神田松之丞はホンモノの才能だネ。本職の講談では100年に1人の存在と言われているようだけれど、空前絶後と言いたいほどスゴイ(今まで聴いたのがヒド過ぎたからかな)。話の臨場感と言ったらハンパないから、松之丞以前の講談が古臭い別物と思えてくるネ。食わず嫌いの人がいたら、聴く(見る)機会があったら聴いてみるとイイ、絶対(PCのの動画で自由に見ることもできるのかな)。

 テレビのトーク番組でも切れ味の鋭い発言がまた面白いのでおススメ。爆笑問題太田光との番組も2度ばかり見たけど、似た者同士過ぎて単調でイマイチかな。それより先ほど見た滝沢カレンとの「反省だ」(テレビ朝日、土曜夜12時半~で来月からレギュラー番組になるとのこと)が上出来の漫才になっていて笑いが止まらない。カレンの天然ぶりは誰が相手でも笑えるだろうけど、松之丞のツッコミ自体も笑えるので二重に面白いからおススメです。

 

 その前に11時からEテレの特集で、辺野古の歴史をジックリ見た後だったので、2人のやり取りが一段と笑えて救われた気分だったナ。今はNHKの「おやすみ日本」を見ながらブログを書いているけど、又吉直樹宮藤官九郎という常連以外に三谷幸喜が出ているからで、やっぱり面白い。三谷の母親が犬に耳をなめられて、「犬も気持のイイ所を知っているのネ」と言ったのを聞いた時の、三谷の衝撃話がサイコーだった。

 それにしても沖縄(の基地)問題は日本の(世界の)縮図だと痛感させられる。昭和20年代に起きた6才の少女を暴行・殺人事件をきっかけに「島ぐるみ」の基地反対闘争が起きたものの、アメリカの言いなりの政府に絶望しつつ利益誘致を担保に基地容認に向かう人々との分断が生じ、「カネに負けるナ」という叫びも虚しく闘争も縮小せざるとえなくなったという。たった独りで反対闘争を続ける人の、近所付き合いを始めとする生き難さは胸に響いてきたナ。

 先日フクシマの住民が、東電の罪ある3人が無罪となった判決が出た後、「自分は最初から反対だったから、ひときわ腹立たしい」と怒っていたのが思い合わされネ。原発誘致推進派がカネに踊らされて招いた悲惨な事故が、反対派に強いた悲痛なやりきれなさは、沖縄の悲劇がくり返されているのだネ。単独でも闘いぬく人間でありたいネ。