単純労働(発送作業)はツライよ  戦争中アメリカの強制収容所で生まれた女性

  昨夜からの作業の続きとして、今日は早朝から案内状や封筒に差出人である自分の名をプリントしたり、目次のコピーや返信用ハガキと一緒に封筒に詰めたりしたヨ。郵政省のお得意さんになったのはイイけれど、宛名書きをはじめとして単純労働(力仕事ならイイけど)ばかりしているとイラついて疲れるネ。全然本が読めないせいもあるかもネ。学大の卒業生向けの案内状だけで、かるく100通を超えるからタイヘンだヨ。

 でもこれが元になって懐かしい皆さんと会えて、場合によっては「今生の別れ」ができると思うと楽しみだネ。作業をしながら見るに耐えるテレビ番組を見たり、見る番組が無いと録画してあるものから選んで見てるヨ。昨夜は美術番組からアートステージ(土曜午前、東京MX)を10本近く見ながら、嫌いなグローバーとかいう東大卒だけがウリらしいタレント(日本人?)が出てくる部分を消去していたヨ。

 

 さっきまではEテレの特集で、「米の強制収容所で生まれたサツキの軌跡」という番組を見ながらの作業だったので、身体よりも心がキツかったネ。太平洋戦争中に在アメリカの日本人が、強制収容所に収容されていたという事実は知っておかないといけないネ。アメリカの西半分に10ケ所あった収容所に分けられていたというのは初めて知ったけど、鉄条網に囲まれた同じ作りのバラックに押し込められている様子は、改めてアウシュビッツも想起されてゾッとしたネ。「日本人とユダヤ人」という本が売れたことがあったけど、ユダヤ人がヨーロッパ(ドイツ)で、日本人がアメリカで似たような強制収容所に押し込められていたのは、《差別される人種》として共通しているのだネ。ユダヤ人が収容所内で、日本人が原爆や空襲でジェノサイド(大量虐殺)された歴史的事実は、絶対に忘れてはいけないゼ!

 サツキという日本人女性は3歳の頃に両親と兄と一緒に収容されていたとのことだけど、成長後は精神科医となって犠牲となった日本人のトラウマ等の「治療」に励んでいる姿が紹介されていた。犠牲者たちと10ケ所の収容所跡をたどるツァーも企画しているのは、さすがに精神科医だネ。この種の番組は以前も見たことがあるけど、サツキさんのようにPTSD(トラウマ症候群と訳すのかな?)の「治療」を主に続けている人がいるとは知らなかったナ。精神の問題だけに、「治療」を通してサツキさん自身も癒されいるのは言うまでもない。