【状況への失言】ソフトバンク孫会長の胴上げは、ゴッホの絵を己の柩(ひつぎ)に入れて焼かせるようなもの  ホリエモンも同類の愚行をやるヤカラ

 コートールド美術館展を観たばかりなのに、もうゴッホ展が始まっているのだネ。今月11日~来年1月31日まで上野の森美術館だけど、この美術館は並ばないと入れないのが難だネ。以前、予約制だった時があってその時にはジックリ観ることができたので、今回もそう願いたいネ。

 コートールドにもアルル時代の清新な感じのゴッホがあったけど、ゴッホ展はルーツとなるハーグ派の紹介から始まって晩年まで至るらしい。有名な「糸杉」を間近に観られるのも嬉しいネ。ゴッホといえば(確かゴッホだと記憶するけど)、むかし日本人の成り金が死に際して、自分が買ったゴッホの絵を柩(ひつぎ)に入れて一緒に燃やしてくれと遺言したことがあった。メディアが騒いだお蔭でゴッホの作品は守られた次第だったけれど、先般のソフトバンク優勝に際して孫会長が選手に胴上げさせた時に、このゴッホ焼尽未遂事件が想起されたものだ。孫のようなカネの亡者は文化の背景も無ければデリカシーも欠けているから、ゴッホの絵を己の柩に入れるように球場で胴上げさせたわけだ。

 この手の「志の低い者」(樹希希林)は、カネを掴めば何でもやっていいと勘違いして、良識では考えられないことを平気でやてしまうので許せない。レベルはかなり低くて小ぶりながらも、前科者であるホリエモン堀江貴文)も似たようなことをやりかねない存在だから、ヤツが球団を変えなかったのも幸いだったわけだ。とはいえ楽天のオーナーがどれほど孫や堀江と隔たっているかは知らないので、三木谷浩史が胴上げやゴッホ焼きをやらないとは断言できないけどネ。しょせんカネの亡者にしか見えないからナ。極悪人にしか見えないユニクロ柳井正もやりそうだネ。