法政大院(近代文学)来年度の教授陣

ボクは今年度で終わるけれど、来年度は吾が僚友・白百合女子大高橋博史に代る。
中野重治を中心にプロレタリア文学の専門家ながら、かつて龍之介論で一書を出していたり(至文堂)、横光利一についても面白い論文があったネ。
むかし学芸大でボクが見切りを付けた韓国の留学生に、博士号を取得させたほどの教育熱心さには頭が下がったナ。
中丸さんがサバティカルをとるというので山田俊治や安藤宏も法政に勢ぞろいするとのこと、スゴイ布陣で専任の藤村さんを含めてトップ・クラスの教授陣になるネ。
ボクがシュン爺と呼ぶ山田さんから、「六大学の中で授業をやってないのは法政と○○(忘れた)大学だから中丸さんに頼んでくれ」と言われたことがあった。
その旨を中丸氏に伝えながらも、専門が明治文学で共通するから無理だろうとは思っていたものの、実現させた中丸さんの配慮に脱帽。
安藤宏はボクの受講生の中にも1人ならずファンがいたくらいだから、院生たちの期待も大きいだろう。
今年度に増して意欲的に励んでもらいたいものだ。