尿管結石、その後  東大教授と東大卒の研究者

 その後も石が降りた感じがなくて、下腹部の違和感(鈍痛)は続いている。それでも痛み止めのお蔭であまり生活に支障はきたしていない。といっても読書などの積極性を要するものではなく、せいぜいテレビを見る程度の元気さに止まっているけどネ。幸い正月で特番が多いので気が紛れるヨ。放送大学も特番をしているので助かるけど、和歌シリーズの渡辺泰明のだみ声による朗誦を聞くと不愉快千万になるので(以前にも記した)、昔どおりその時は消音にする。解説も大したものとも思えないけど、娯楽番組よりはマシだと思って見ている(見ながら眠っている)。何故ドン臭いタイメイ(同級生だった槇本の呼び方)が東大教授になれたのか不明ながら、東大教授というだけで学大の◎◎のような優れ者の卒業生までが優秀な研究者だと思い込んでしまうのか、不可解に思ったこともある。番組を聞いていても切れ味を感じさせるものは伝わってこない点では、同じ番組を一緒にやっている島内裕子も同然だネ(ダンナの島内景二さんだけは別かな)。暮れ正月と痛みを強いられているせいか、薬で痛みを散じているのに不愉快な声を聞かされるせいか、ドン臭いお二方には迷惑してるヨ。

 そういえば、去年はドン臭さではドン(首領)とも言うべき野山嘉正が亡くなってサッパリした感じだネ。三好行雄という切れ味では史上最高の研究者の後を継いだという不運もあるが(元助手が跡を継ぐ人事の横行の弊害)、東大教授としてはもの足りなさでは史上最低となるだろう。業績としても残るものが見当たらない印象だけど、去勢を張ることにかけては最強でカラ威張りすることで他人を従えようとするだけなので、ヒトとしても薄っぺらそのもの、誰からも敬意を払われてなかったネ(去年、古典の研究者の1人が本気で敬意を表したのを見てビックリしたヨ、それはそれで構わないけどサ)。なぜかボクの大嫌いなマツコ・デラックスと同じものを感じるのだナ。デリカシーがなくて大声で威張り散らすからかな。もちろんマツコの出る番組は絶対に見ないけどネ。

 学大の出版記念講演会でも言ったけど、助手が前任者の後を継ぐという東大(本郷)国文科の人事の悪弊と書いたものの、もちろん現在の安藤宏は実力も伴っているのは誰も否定できないだろう(安藤が助手から昇任した際に、山田有策さんの知人の研究者が「東大近代は落ちる一方だ」と言ったので、厳しく反論したことを覚えている)。その安藤からの年賀状には印刷された文言だけで自筆の言葉が一言もなかったのは(初めてだと思う)、『シドクⅡ』を贈った礼も無いままも含めて、『シドクⅡ』が三好先生が守り抜いたアカデミズムの枠を安藤が継承しようと強く意志しているからかな? ボクはアカデミズムを破ろうとしてきたし、今度の書はそれが一番前景化しているので、安藤クンも挨拶のしようがないということかもネ。

 言いたい放題書いていたら、痛みを感じなくなってるヨ。薬がなくなるので、明日は追加をもらいに行こうかと考えていたのにネ。それとも上記のドン臭い連中の恨みで、もっと痛みが増すかもネ。