【見る】「ぶらぶら美術館」 ブルーノ・タウト  「100分 de 名著」  ハヴェル

 「ぶらぶら美術館」に触れたら、ちょうど今夜やっていて有り難いことにブルーノ・タウトについて解説してくれていたヨ。都美術館と共にボクがよく行く新橋のパナソニック美術館で、今は「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」展というのを開催しているのでタウトの作品が展示されているのだネ。椅子その他、確かにモダンそのものだネ。今日もマリちゃんはタウトが伊勢神宮桂離宮を評価する一方、東照宮をけなしていたことも知ってたネ(小木はもちろん矢作も知らなかったナ)。ボクも東照宮はゴテゴテして嫌いだけど、タウトのように建築として美意識が許さないだけでなく、大嫌いな家康が祀ってあるのでイヤなんだネ。

 タウトと言えば、安吾が同名の「日本文化私観」を批判しているけど、実は以前安吾を視野に置きつつタウトの「日本文化私観」を読み始めたままで、未だに放置したままなのだナ。我ながら何でも途中で放置してあるので、呆れるばかり、ハンセイ! 

 

 釣り部の定宿「北見」で尿管結石の痛みに耐えつつ、仲間の皆さんが歓談しているのを聞いていたら、「100分で名著」の「カラマーゾフの兄弟」が話題になっていたので嬉しかったのを忘れない。ボクが推薦している番組だからかどうかは不明ながら、結果オーライだから問題なし。数人が見てるという声の中に、イヤラシ君がカラマーゾフを語っているように聞こえたので意外な喜びを感じたのだナ。イヤラシ君というと琴光輝とかいう相撲取りに似ているけど、ドストエフスキーを語るには似つかわしくないからだネ。痛みで聞き違ったのかもしれないけど、この番組の今回はチェコの大統領にもなった作家・ハヴェルを取り上げているのでおススメします。テーマは「ポスト全体主義」だそうだけど、ソ連の抑圧に抵抗し続けたチェコの歴史に沿いつつ、有名なクンデラにも触れているのでとても勉強になるネ(月曜にチョッと聴いただけ)。明日の水曜午前5時半と午前12時からの2回、再放送があるから録画してでも見るとイイよ。