【ヒグラシゼミ】29日決行予定  乱歩の作品 

 コロナウィルスが猛威を振るっているようなので、ゼミも中止を検討しないではなかったけれど、参加予定者も例に無く少数でもあるので強行する予定です。長いテキストを読んだけど、いつものように探偵・推理小説は楽しめず、今回のは一段とヒドイ小説だと痛感したヨ。12階がくり返し語られるので、これを揺り崩した関東大震災の惨劇の記憶が作家を捕えたのかナ、という「感想」だけは持てたけどネ。

 これもいつものように、クリマン君から推理小説の読み方を教えてもらえるのが楽しみだヨ、ヒッキ―先生も補足して教えてくれるだろうし。

 それにしても「押絵と旅する男」のような傑作(?)を書けた作家が、なぜこんなにクダラナイ小説を残したのか、皆目分からんヨ。