【見る】「落語ディーパー」  まさかの東出昌大登場? 

以下は昨夜(9日)書き始めた記事を完成させたもの。

 

 Eテレの「落語ディーパー」が再開されたのかと思ってテレビを見たら、今や「女性の敵」の代名詞のようになっている東出昌大の代りのMCが誰になったかと思いきや、東出のままの再放送(初回?)だったのでガッカリした上に、つくづく不快感を刺激されてしまったネ。民法では干されどこでも冷遇され・相手にされていない東出の番組を、再放送とはいえ放映するNHKの魂胆と事情は不明ながら、思い切った措置には違いないネ。東出は最初にテレビで声を聞い時に実に不愉快なヤツだと思って以来、見る度に中学校の優等生顔のウサン臭い男で信用できないと感じていたものだ。

 世間では好感度が高かったそうで、それこそがシタリ顔の優等生の計算に乗せられたテイだったのだろうけど、心中では妻や世間の信頼を裏切るのを何とも思わない悪人のタチだったわけだ。今回の不倫の相手とは未成年の時にデキていたとのことで、それが露見してハンセイした素振りを示したものの、心中では悪人のタチのままに平気で不倫を続けていたのも、東出をハナから信頼している立場からすると分かりやすい不倫加算(風林火山)だ。

 

 東出はあくまでもMCだから、ヤツの優等生めいたコメントは落語が汚される思いがするので、東出の限度はカットして放映してもらいたものだけど、他の出演者が粒ぞろいで救われるし楽しめる。落語界トップクラスの実力者である一之輔を始め、3人の面白い若手落語家が好感度も高くて気持良く見ていられる。若手の柳家わさびがまだフサフサ髪で笑えるけど(その後は坊主頭)、わさびと小痴楽は去年共に真打ちになったほどの存在だから、番組が充実しないはずがない道理だったわけだネ。

 今回の題材は「花見の仇討」で落語シロウトのボクは初耳だったけど、先代の金馬の録音が流されて子供の頃に汚い口元のハゲジジイだと思っていたのに、一之輔が褒めたように声も良いし語り口も上手いという評価は納得できたネ。個人的には続けて流された遊雀という未知の落語家の語りの方が、圧倒的に面白くて笑えたネ。小痴楽はこの遊雀から「花見の仇討」を習ったということで、確かに遊雀の語りは小痴楽に通じる現代人らしい印象だったけど、一之輔のような専門家から見ると遊雀(や小痴楽)の語り口には落語家の素(す)が出ている笑いであり、金馬たち正統派(?)の語りとは異質だと言う。シロウトのボクには、遊雀でこの演目を聴いてみたい気持の方が強いけどネ。

 

 悪人・東出昌大が出演している番組の再放送を流したりして、女性たちからの反感・抗議の声があふれそうだけど、NHKはこのまま毎週月曜夜に再放送を流せるのかな?