【言葉】絶妙な改題  「冷やし中華始めました」  SNS中毒  被害者意識よりも加害者意識を!

 先日の食中毒事件の報告を、後で改題して「食中毒はじめました」にしたけれど、自分でもウケまくったせっかくの面白さが十分に伝わってなかったようなので、解説をしておきます。言葉としては、冷やし中華の季節になるとラーメン店に貼られる「冷やし中華始めました」を利用しただけなのだけれど、ボクが一昨年までは年に2・3度は食中毒を起していたことを知らないと、「始めました」の自虐が伝わらないと気付いた。改めてメンドクサ!のジャミラが放置したままの食べ物を、コマメに冷蔵庫に保存するように励みたいと思ってるヨ。

 

 「中毒」つながりでもう1つ。

 古新聞(2017・11・10)の中に「ザ・サークル」という映画のポンソルト監督の言葉が紹介されていた。そもそもこの映画自体が《SNSでつながる社会の光と闇を描いた》ものだそうだけど、監督はインターネットの存在は否定しないものの「中毒」だとしつつ、次のように結んでいる。よほど共感できたのか、朱線を引いて捨てずに保存してあったものだネ、忘れていたけど。

 《ポケットに入る大きさの装置(スマホ)で様々な情報を得られる時代は素晴らしい。だけど、時には勇気をもってスイッチを切る時間も大事だ。》 

 今のコロナ禍も「スイッチを切る時間」だと捉えかえし、人間がイジメ尽くした地球を「大事」に扱う機会だと考えたらどうかな。コロナの禍いにいためつけられているという被害者意識でいるとツライだけだから、加害者としての存在を自覚して自粛するチャンスにするということだネ。