【状況への失言】「欲望の資本主義」  トーマス・セドラチェク

 NHKBSで「欲望の資本主義」という総題の下、出演者を代えながらたびたび再放送をしているので、ナオさんはじめ見ている人もいることだろう。だいぶ有名になったマルクスという名のドイツ人も顔を出しているけど、一番印象に残ったのはコロナ禍に際した回のトーマス・セドラチェクというポーランドの赤ひげ男の言。この人もよくテレビに出るのだけど、番組の最後がボクが最近ブログで強調してきたことと重なるようで(難しい表現だったのでズレているかもしれないけど)、嬉しかったネ。

 

 《自然は疲れている。私たちは自然を燃やしすぎた。なぜか、それは私たちがもう少し大きなフラット・スクリーンが欲しいから、少しでも速い車が欲しいから。

 休息を取ることはおそらく頻繁にはできませんが、私たちは例えば、夜に火を囲んで語り合うな理想の田舎暮らしに嫉妬しています。テレビも◎◎(自分のメモが判読できない)もインターネットもなく、世界のあらゆる狂気も無いような暮らしです。象徴的にはそう読み解けるかもしれません。》

 

 「自然」を「地球」と置き換え、「速い車」を「速さ」と一般化してみると、完全に完全に重なるようで共感できるネ。