【つぶやきイチロー】東大↔京大  クイズ番組の宇治原  京大立て看撤去問題  山極寿一総長

 東大がクイズ番組で持てはやされているのを見る度に情けない思いを強いられているけど、京大出でも宇治原のような専門(のお笑い)では売れないヤツが、「京大」を前面に出してクイズ番組に露出しているのは醜いばかり。東大の浅薄な学生たちと同じ、脈絡のない知識を覚えていることを自慢するようでは(コンピューターの真似をするようでは)、人間としての尊厳を疑うネ。高校時代から京都大学が好きなボクとしては、宇治原のような存在は抹殺したいネ、京都大学の恥だヨ。

 それはともあれ京都大学の学生の立て看板が、「美観をそこねる」という市民からの苦情を受けて撤去するという大学側と、あくまでも立て看を死守するという学生との間で「紛争」が続いているそうだ。NHKの番組で特集しているのを途中から見たので、再放送を期待していたもののその後の放映をみないから、記憶で記すことにする。

 立て看板と言えば、ボク等の学生時代はどの大学でも並べられているのが常態だったけど、学園闘争が収まってからは見かけなくなったのは淋しい気がしている。法政大学などは他大学に倍するほどの立て看板が並んでいて圧倒された記憶があるけど、3年前に大学院の授業をやりに訪れたら1枚も無かったので驚いたものだ。それが京都大学では大学の外側に並べて市民にも訴えていたようだけど、それを咎(とが)められたのだネ。観光客を意識する京都の住民らしい反応かもしれないけれど、ボク等からすれば残念でならないネ。

 学生が暗いうちから看板を並べると、大学職員が撤去するというイタチごっこが続いたあげく、市の条例(?)か何かで取締りを強化して逮捕・罰金の脅しまでされながらも、断固として継続する学生もいるという姿も紹介されていた。東京学芸大学では國分充というクズが学長を名のっているものの、京大の総長は我が敬愛する山極さんなので、学生の気持を汲んだ対応をしているのではないかと期待したものの、番組では規則だからと言うだけで看板撤去を肯定していたのは残念だったネ。

 山極さんは類人猿、特にゴリラの研究者でゴリラと会話する能力も具えているくらいなのに、学生との対話を拒否するような姿勢にはガッカリしたネ。高校2年の頃のボクは京大の類人猿研究に憧れていて、その後は京都哲学に興味を抱いて京都大学への進学を志したものだけど、東大に比べると権力と距離をとりながら自由な学風を守っているイメージには変わりない。それなのに・・・という思いを禁じえない。