【状況への失言】昭和文学会は笠間書院から自立すべし!

 先日、笠間書院の『昭和文学研究』担当という山口・阿部さんの名前で、拙著『シドクⅡ』を受け取ったので近日中に編集委員会に渡す、というハガキが届いたのでビックリ! 去年の秋に出した本ですぐに編集委員会の宛先の笠間書院宛に送ったものなのに、今頃になって受贈したと返信が来るとは何事か?! コロナ渦が本格化したのは4月以降だから、理由にはならない。

 ボクが会務委員長の頃に身に染みて信頼できる前専務の橋本さんと、実に頼りになった事務担当の重光さんが退社して花鳥社を立ち上げた前後に、笠間書院は方針転換して文学書から手を切ったのは明らかだった。時々お声をかけていただいた前社長(池田つや子さんとおっしゃったかな)が身を引いて娘さんが社長になり、大胆な方針転換をしたとは聞いていたけど、昭和文学会とのキズナも断ち切られた模様。昔から学会が特定の出版社に間借りすることに反対意見は根強くあったのは確か。学会事務が手抜きになったのは、学会補助の精神を失った笠間側だけの責任ともいえまい。実情をハッキリ認識して即刻笠間とは縁を切り、学会が独立して事務を担当すべき時が来たということだ。