【聴く】「ららら・クラシック」  ハノン(ピアノ教則本)  ショスタコビチ

 野球中継が2つとも終ったので、今「ららら・クラシック」を見ているのだけど、ピアニストの伊藤恵(けい)が加速度的に婆さんになっているのにビックリしたヨ。アルゲリッチが婆さんになっているのは、チャイコフスキー・コンクールで優勝してデビューしたのがボク等が大学に入学した頃だから、当然の時間の流れだから違和感がないのだけど、伊藤恵のデビューはずっと後だから驚くのだネ。女性のトシの取り方の速さは、個人差が大きいのかな?

 ハノンという名前は初めて聞いたけど、ピアノを正式に習う人は必ず強いられてきたものらしい。「正式に」というのは、NHKBSの「駅ピアノ」「空港ピアノ」という素晴らしい番組で、いきなりピアノを弾きだす人の中には自分流に弾き始めたという人がけっこういるからだネ(ボブ・ディランを始めとするミュージシャンには多いようだけど)。

 それにしてもピアノをフツーに弾ける人には敬意を感じるネ、絵がやたらに上手い人をすぐ尊敬してしまうように。中学生になって違う学区だった小学生と合流した時、自分がいた小学校にはいなかった絵の天才みたいな同級生が2人いて、ジンセイ初の驚きを味わったネ。岡野クンと久保村クンでそれぞれ画風が異なっているけど、まるで専門の画家が描いたようなスゴサだったネ。いわゆる頭のイイ人に出会っても驚きはないけれど(前橋高校の1年下には、全国の模擬試験でトップを通した後輩がいたけど)、絵やピアノを習わずに上手い人には圧倒されるネ。

 

 ともあれハノンの話に戻るけど、ショスタコビチのピアノ協奏曲第2番の第3楽章がハノンの(全60曲)中の1曲をパロっていると知って、またまた驚いたヨ。ピアノに無知な身だからそんなこと全然分からないからネ。来週金曜午前の再放送を見てみたら。