【聴く】ラジオ放送大学  高橋和夫さん

 推奨した「古事記万葉集」はできるだけ聴いているけど、昨日は「古事記」自体を読んでしまったヨ。ヤマトタケルに擬せられているという雄略天皇の部分だけだけどネ。ラジオ放送大学(BS531)は他にも充実した番組があるのでお報せします。

 夜7時半から2コマ「現代の危機と哲学」がけっこうハードな哲学問題を語っていて、ハイデッガーやらニーチェやらヘーゲルやらと難しいヨ。続いて9時から2コマで「現代東アジアの政治と社会」が今年から始まったもので、日本はむろん中国や朝鮮半島など身近な歴史が詳しく知ることができてタメになるネ。それ以前の同じ時間帯に続いていた「ヨーロッパ政治史」も、詳しくは知らないヨーロッパ諸国の歴史的事情を知ることができたけど、身近でない分あまり切実でなかったネ。

 7時半からはテレビ放送大学 on (BS232)で高橋和夫さんの「中東の政治」も2コマやっていておススメだけど、ボクは何度か再放送を見ているのでラジオの方を聴いている。高橋さんは昨年度で(?)放送大学を退職したようだけど、放送大学の専任講師では能力も人柄もハイ・レベルの稀少な人だったネ、授業がそのまま聴けるのはイイね。理系は知らず、文系の放送大学専任教員は美術の青山はじめレベルが低すぎるから、高橋さんも耐えられなくなったのかな? 青山はデカ能無しのクセに、態度もデカく予算もムダに使いまくっている印象だからネ、放送大学のためにも辞めるべきは青山の方だよネ。

 ともあれ高橋さんの授業(テレビとラジオで5~6種?)からは、他からは得られないたくさんの知識を得ることができたネ。中東の専門家は少ないし、いても高橋さんほど内部事情に通じている人は稀だからネ。例えばロシアが崩壊寸前のイラクをバックアップするのは、イラクの軍人がロシアに留学している最中に、ロシア女性と結婚して戻る例が万の単位でいるせいもあるとのこと。そして低能トランプがイランを目の敵にしているのは、オバマを大統領になる際に力を尽くした女性がイラン出身だったので、親イランだったオバマの真逆を行こうとしたという面もあるとのこと等々。どれでもイイから、高橋さんの講義を見たり聴いたりすることをおススメします。