【状況への失言】当然ながら、菅政権に期待するもの無し!  二階の老練さはホンモノの《政治屋》だ

 自民党の内紛などに関心はまったく無いし、したがってその件のニュースは見ないし・新聞の該当欄も読んでない(時間がモッタイナイ)。でも感想がいくつかあるネ。

勝手に思ったことだから、事実とは異なるかもしれないけどネ。

 

① 二階の《政治屋》ぶりはホンモノで、感心したナ。安倍晋三麻生太郎のような二代目・三代目は基本的にバカで、《政治屋》の才も自分で身に付けたものではないから《政治》の実力は欠落している。周囲(ブレーン)に動かされているだけだから、時々自分で思いついたことを洩らしてしまって問題を起こすことになる。

 その点では二階はたたき上げ(二代目だとしても親を超えている)の《政治屋》能力はハンパない。民主党から自民党に鞍替えした細野豪士を受け入れたのが二階だと知った時も、その老獪さに感心したけれど、良く言えば「清濁併せのむ」懐の深さということかな(腹黒さも入ってるけど)。

 総裁選でもいち早く管を口説いて恩を着せながら、己の幹事長留任を確保した手際はスゴイね、留任を快く思わなかった連中もいたようだから。管を担ぎ上げるなら、誰も反対できないからあわてて管支持の尻馬に乗って、自派閥から大臣等を出せる足場にしたのだろうけど、石破や岸田その他の可能性をミゴトにつぶした手際は、まさに典型的な《政治屋》のものだネ。安倍や麻生など軽薄な《政治屋》ばかりの中で、二階だけはホンモノの《政治屋》に相違ないネ。もちろん《政治家》ではないから、混同しないようにネ。

 しかし二階のお蔭で安倍を引き継ぐ能力しかない管政権が成立すれば、安倍政権の暗部が臥せられてしまうだろうから、モリカケサクラクロカワイなどの汚職は晴らせないままに終るだろう。濁って汚れた安倍政権に対する疑念から解放されるために、利巧な日本人の新内閣支持率は上がるだろうけど、実は何も期待できないのだナ。

 

② 菅義偉安倍晋三麻生太郎と異なるのは、二代目・三代目特有の低能とは一線を画するには違いないものの、総理大臣に対するスケベ根性とは無縁というイメージを裏切り、出馬を受諾してしまったところがフツーの人に成り下がってしまった感じだネ。誰が見ても、総理大臣になれてほくそ笑んでいる田舎のジジイ、という印象は拭えないからネ。キッパリと断れば、リッパな御仁だという歴史が残ったのにネ。二階に支えられながらそれなりに勤まるだろうけど、外交をはじめ種々の面で足を出してしまうのは間違いないだろネ。

 

③ 岸田文雄の無能さ・人の良さ(?)には呆れるだけだネ。まさにモリカケサクラクロカワイの河井夫妻の選挙違反を後押ししたのは、岸田でもあるからネ。選挙区では自派の議員が立候補していたにもかかわらず、対抗馬の河井の選挙カーに乗って自派の候補を裏切り、地元からも見放されたというのも当然だネ。安倍晋三に頭を下げていれば、いずれ政権が自分に回ってくると思い込んだマヌケぶりは感動モノだネ。河井の選挙カーに岸田を乗せたヤツこそ、《政治屋》の能力があるというべきだネ。

 岸田はチョッと安倍晋三の父親の晋太郎を思わせる穏やかさだけど、晋三自身は晋太郎ではなく祖父の岸信介の悪辣さを踏襲しつつ岸田を手玉に取った、ということだろナ。