【状況への失言】派遣社員の苦境

 昨夜、チャンネルを回していたら(この表現はいずれ通じなくなるかな)、地デジNHKの番組で派遣社員非正規社員を守るために活動している人を特集していた。見始めたら最後まで見てしまう説得力があったネ。派遣社員が会社の都合で待遇が悪い上に、勝手にクビを切られる例があまりに多いので腹が立つものの、自分では何もできない苛立ちは抑えがたいからネ。名前は出せないけど、イチロー・ファミリーの中でもそうした待遇にもめげず、交通費無しのバイトを続けている仲間もいるしネ。前の会社も理由もなくクビになったので、その道(リクルート系会社)のプロのユウ君の助言に従いながら裁判沙汰にしながら、それなりの補助金を獲得できたけど、やはり安定した身分が第一だよネ。

 番組は派遣社員の組合を作って救済運動を続けている人に焦点を当てていたけど、当然「筆舌に尽くしがたい」苦労の積み重ねで腎臓を病み、週に3回の透析を課されながらも派遣社員に寄り添って活動を続けているのを知ると、さすがに胸を突かれたネ。腎臓の病気だけに片方の目が失明に近い状態だと聞くと、そこまでしえ弱者のために闘う人の強靭な意志にただただ頭が下がる思いだったネ。安倍晋三のように、自己の保身のために役人の命を代償にする極悪人もいる日本社会ではありながらも、自己の肉体を賭けて弱者のために尽くす人がいるということは、些細ではあっても自分ができる範囲で全力で闘わなければならないと励まされたネ。