【見る】BSプレミアム「ヒューマニエンス」  男女は2分法じゃなくて6分法?  遠い将来ながら男は絶滅する  乙武洋匡

 10月になったので、新番組が始まった。1日は夜8時からBSプレミアムで「ヒューマニエンス」というのを見た。「最新研究! 性のゆらぎ~」という言葉が目に入ったからだ。司会の織田裕二には初耳のことが多かったらしく、ずっと驚き続けていたけれど、ボクはテレビでいろんな番組を見ているので新しい知識はあまり無かったネ。

 男女の区分は二分法ではなくスぺクトラムということは、言葉は初耳ながら初めての知識ではなかった。でも番組で見せられた男女の6段階の差異には驚いたネ。図示されていたとおり、ペニスの小さいのやクリトリスのデカいのが存在するとは知っていたものの、さらに別に2種類(実際はもっとあるのかも)の図を見せられて亞然としたヨ。最近男でも坐って小便する人が増えたそうだけど(あのバカの小木博明も自慢げにそうしてると聞いた時にはキモワルだった!)、ペニスの途中に割れ目があって洩れる場合もあるそうだから、坐って小便する人が多い方がそういう状態の人が目立たなくてイイね、ボクは面倒だから立ちションがいいけど。ともかくこの6分法だけでも見る価値のある番組だネ。

 ボクの中でオス・メスの区分がゆらぎだしたのは、中学の頃からの趣味だった蝶でモンシロチョウには、左右の半身ずつがオスとメスだという例がけっこういると知った時だった。写真で見せられたのだから強烈だったネ。その後ヒトにも両性具有が存在すると知った時の驚きはハンパなかったナ。クマノミやキュウセン(ベラ)などの魚類では、トップのオスが(死などで)除かれると、遺されたメスの中でも1番優位なのがオスになるということを知ったのはオモシロい驚きだった。そんなわけだから男女差が相対的だと知らされても、織田裕二ほどビックリしなかったネ。

 

 医学の専門家が出ていて、男の遺伝子Yの長さが短くなるばかりなので、遠い未来には男という存在がなくなるだろうと教えられて織田がビックリ・困っていたけれど、以前聞いていた知識だったのでボクはおどろかなかったネ。そもそも男女に限らず、遺伝子が100%上手く結合し続けるわけもなく、「五体不満足」の乙武洋匡が分かりやすい例だけど、産科に勤めていた定時制高校の生徒によれば「不満足」の新生児はかなりの率で生まれるので、医者が死産として「処理」してしまうということだった。それにしても乙武は「五体満足」の妻と結婚できたにもかかわらず、その妻を裏切って浮気し続けた甘ったれぶり・悪人ぶりは許せないネ、性欲の強さにはビックリだけど。