【見る】池江璃花子の復帰  白血病を超えて  「学部7年、院7年」

 水泳には興味がないけど、ニュースで池江璃花子が復帰して個人競技の50mのみならず、病気でリレーに出られなくなったチームメイトの代わりに、急遽用意してなかった100mを泳いだ姿を見てとても嬉しかったネ。個人競技でもリレーでも健闘したけれど、当然白血病前の記録には遠く及ぶものではなかったものの、本人も見ているボク等も泳げたこと自体を喜んでいるヨ。腕の太さはまだまだ罹患前に戻るには時間がかかるだろうし、100m泳ぎきった後はプールから出るのに仲間の力添えが必要なくらい疲れ切っていたけれど、復帰できたこと自体がなんとも嬉しい。

 ボク個人としては40代でリンパ腺ガンを患い、2年半以上にわたって制癌剤の点滴治療を受けたため、当初は池江選手のように脱毛の経験があるので自然と池江選手に注目していたのだネ。病気になった時にも、挫折を知らないまま傑出した記録を残し続けた選手だけに、罹病を契機に人間として大きく成長するチャンスだと思ってガンバッテもらいたい、と書いた記憶がある。むしろ挫折を知らないままでいるよりも、本人のためにはプラスだろう(プラスにして欲しい)と思っているネ、誤解して欲しくないけど。

 相撲が好例だと思うけど、ケガ(挫折)をして地位を落としながらも、再起してケガ以前の活躍する力士がよくいるネ。スポーツに限らず(厳密には相撲はスポーツじゃないけど)、挫折後に人が変ったようにレベル・アップする人がけっこういるネ。学生でいえば、浪人したり・留年したりで回り道をした人間ほど大きくなるネ、名前のとおり一浪した後14年間学生証を持ち続けたイチローのことを言ってるわけじゃないけど(笑)。「学部7年・院7年」はイチロー語録にも載る囃子(はやし)言葉だからナ。

 

@ 池江選手のことを池上と記してしまい、本人をはじめファンの人たちにお詫びしつつ訂正しました。ボッチから指摘されて気付きましたが、当初から「池上」と書いていて違和感があったのだけど、「るりこ」の感じが違うのかナと思って確認しましたが「いけえ」の方が違ってました。ボクの生涯で「いけえ」という姓は初めてなので、馴染まなかったのが誤記の元のようです。