日本学術会議が推薦した会員候補を菅政権が任命を拒否した件で（詳しく書いたのは２つの新聞はこの問題にあまり注目していない、と「ひるおび！」で指摘されていたので、読売新聞とサンケイ新聞？の読者は知らないかも、と危惧したため）、拒否されたご当人に１人である岡田正則さん（早稲田大学・行政学）が「ひるおび！」に出ていて、辺野古の埋め立てに１兆円も使っても基盤が軟弱なため基地を作っても使えない、という持論を述べていた。岡田さんは過去２度にわたって辺野古の無効を国会で（？）同じ主張をしたそうで、これが菅政権が任命を拒否したのは誰が見ても明らかだろう。他の５人も安倍政権下で成立した安全保障法制や共謀罪に反対の立場だったのが、菅政権が任命しなかった理由であることも明瞭だ（と確認して記すのは読売新聞などの読者のため）。
詳細は上記２つの新聞以外を読めば分かると思うので、くり返さない。ボクが注目したのは、先日記した菅義偉が官房長官の時に翁長（おなが）前知事の面会を拒否しながら「シュクシュクと」辺野古の埋め立てを続行したことと、岡田さんが辺野古の埋め立てを根底からくり返し批判した事実がストレートにつながっているからだ。朝日新聞が「首相、主体的関与を示唆」が書くまでもなく、菅が「シャアシャアと」沖縄県民の意向を無視しながら辺野古埋め立てを強行したのは、菅個人の恨みが岡田氏の任命を拒絶させたものだろう。
法政大学２部卒業の「たたき上げ」のためなのか、菅には学術（学歴・専門知識）に対する強烈なコンプレックスがあるのかもしれないけれど、極端に視野が狭いだけに学術会議に政権が口を出すことが、一般の大学（学問）の自由を抑圧することになるのが自覚できているのか、そこまで考える能力がないのかは不明。麻生太郎ほどバカではないだろうけど、「たたき上げ」だけに何十年も上の決定を鵜呑みにして従ってきて、「自分が生まれる以前のことは知らないから責任も持てない」などと麻生も言いそうにない低能な発言をシャアシャアとしながら、命じられたことを断固（頑固）として強行しているのだから、今後も安倍晋三を超える強固な姿勢で民主主義を無視し続けるのだろうネ。一刻も早く辞めさせるようにしなければならないとは思うものの、上記２つの新聞の支持を背景に国民の良識を抑圧して行くのだろネ。
育ちの悪い安倍晋三や麻生太郎は、突っ込まれるとキレて感情的になっていたけど、菅義易偉は根が冷酷なのかカエルの面にションベンを通しているのも憎々しい限り。
