【状況への失言】トランプの悪人ぶり・低能ぶり(姪の証言)  ペンス副大統領はトランプの《背後霊》ではなく、生きていた

 「退院」してホワイト・ハウスに戻ったというニュースを見て笑ってしまったヨ。ヘリコプターから降りる時も慎重に手すりを確認しながらだったけど、ホワイト・ハウスの階段を何とか上ってテラスでマイクに向かった時に、苦しさに耐えるように息を整えていたのはどう見ても病人の表情だった。虚勢を張って「退院」したのは、アメリカでは弱みを見せると大きなマイナスなのだそうだから、だいぶ無理しているのだろうけど、コロナには負けないと強がりを言ってきたトランプが、コロナに負けて息切れしている姿には笑いを止めることができなかったネ。

 

 トランプの姪(トランプの兄の子)が暴露本を出して売れているという記事を読んだ記憶があるけど、朝日新聞に月に1度付いてくる「GLPBE」という冊子の書評欄に紹介記事を読んでいたく納得したネ。姪だけにトランプの成長過程を証言できる立場で、トランプのような「怪物」が現れたのは父親の教育方針のせいだったという。

 ① 世の中は勝つか負けるかのゼロサムゲーム、権力を持つ者だけが善悪を決めるのだ。 

 ② ウソをつくことは悪ではなく「生き方」の1つで、謝罪や心の弱さを見せるのは負け犬のすることだ。

 これがトランプ家の教育方針だというのだから呆れるが、ドナルド・トランプが「怪物」が現れたのも納得できる。ドナルドの兄は父の支配に抵抗して民間のパイロットになったそうだが、父親が弟のドナルドから執拗に侮辱されて精神を病んだという。それに反してドナルドは父親の機嫌をとるのが上手く、父の事業の後継者となったとのこと。

 姪の職業は臨床心理士だそうで、その立場からドナルドをナルシシストだとしながら反社会性パーソナリティ障害だと分析している。中でも感情面では3歳のままだというのは、3歳児だと決めつけたボクの悪態と重なっているのでいたく納得してしまったのだネ。「人間性が根本的にゆがんでいる」とも指摘しつつ、姪としてむしろ同情的だそうだけど、臨床心理士という医学的な立場からかな。でもそんな精神的「病人」に国や世界を混乱させられては困るという立場から、姪はトランプの再選を阻止するために本書を出版したと明かしているそうだけど、現在のアメリカは家族として機能してないトランプ一族の拡大版で、叔父が再選されたらアメリカの民主主義が死ぬという危惧からだとのこと。

 トランプの悪人・低能ぶりは周知のことながら、肉親の言葉で裏付けられて動かしがたい「事実」となってしまったネ。

 

 マア君が打ちこまれてヤンキースが負ける展開になったので、チャンネルを変えて副大統領候補の討論会を横目にブログを記していたのだけど、ペンスがしゃべったり動いたりしている姿はチョッと驚きだったネ。中東政治の専門家・高橋和夫さんが、放送大学の科目の1つでペンスを「いつもトランプの後ろに黙って立っているだけなので《背後霊》のようだ」と表現した時に、ボクが感じていたペンスの姿を実に見事に言い当てていたので感心したものだ。それが討論会では言葉を発したり・動いていたので驚いたのだネ。マイナスだらけのトランプの副大統領だけに、民主党のハリス女史から押され気味だったけど、とにかく生きた人間だと分かったヨ。