【観る】大津絵、竹内栖鳳など  「日曜美術館」  神田日勝

 周知のニチビ「日曜美術館」(Eテレ、午前9じ~、再放送午後8時~)の今日の夜の部。それもメインの絵本作家・田島征三(知らないし、興味もない)ではなく、8時45分からの「アート・シーン」。大津絵その他、こんなに充実したアート・シーンは初めてだヨ。大好きな大津絵であり、東京ステーション・ギャラリーで展示会やっているのは知っていたけど(11月8日まで)、こんなに名品がたくさん展示されているとはネ! 観に行くほどではないと考えていたのに、行く気になってしまったネ。ちなみに大津絵とは、江戸時代に大津でシロウトが描いて売っていた簡単な絵だけど、スゴク味わい深いのだネ。ずいぶん昔から好きで、どこかの美術館で絵はがきをゲットして数人に送ったことがあり、その残りは使わずに保存してある。

 驚いたのは、展示してある作品は大好きな富岡鉄斎や、見巧者の柳宗悦(やなぎむねよし、先般紹介した棟方志功の発見者)たちが所蔵する大津絵が展示されているそうで、見るからに逸品ばかり。今夜これから番組を見てもらえば(間に合わなかったら検索してもらいたい)観に行きたくなるのも分かってもらえると思うヨ。

 大津絵ばかりではなく、写実を尽くした日本画家・竹内栖鳳展示会の紹介もある。それも猫好きでなくても魅了される猫の絵(エメラルド・グリーンの目がスゴイ!)も展示されているのでチャンス。その他も未知の横山操の絵もイイね。ともあれ30分後の「アート・シーン」をご覧あれ!

 

 午前中は神田日勝を取り上げていたけど、どうせ以前の再放送だと思っていたら思っていたら、何と初の放映。以前の展覧会の時は日美では取り上げなかったのかな、録画を確認したら「ぶらぶら美術館」のものだった。今回取り上げたのは、北海道の神田日勝美術館で展覧会をやっているのを機会にした模様。目玉は日勝夫人で、日勝が絵を描けたのはこの女性のお蔭と思われるほど立派な婦人。もちろん展覧会だから、日勝の作品がたくさん展示されている様子も映される。来週の夜の部も必見だネ。