【観る】ライトの建築  宮本亜門演出の舞台「生きる」  黒澤映画の良し悪し

 たった今「世界ふしぎ発見!」を見てるヨ。期待以上にさまざまな関連する物を見せてくれて楽しめるネ、録画する価値があるネ。たった1つ不愉快なのはモーリーというウサン臭いオヤジが出ていること。小木博明ほどバカじゃない点はイイけど、ハシャギ過ぎるタイプだから不快だナ。テレビというメディアはこの類のウサン臭い存在が欠かせないようだから、仕方ないけどネ。

 最後には折り紙にヒントを得たライトの椅子が紹介されていたけれど、先日の「ぶらぶら美術館」で特集されていた椅子を思い出したナ、それ等よりライトの方がイイと思ったネ。番組の椅子クイズの正解者は黒柳徹子がサービスで正解させてもらっていたけど、ゲストは宮本亜門で舞台の「生きる」の宣伝をしていたネ。原作の黒澤映画の「生きる」は有名ながら、ボクはヒドイ失敗作だと思うネ。主人公の初老の男が生きることの意味をつかみかね、破滅的行動に出るところがわざとらしくて全然説得力に欠けるよネ。巨匠・黒澤映画にも失敗作と思う作品があって、反原爆の作品も主張が前面に出過ぎてツマラナイし、最後のロシアが舞台のも評判どおりダメだったネ。

 シェークスピアの「リア王」の翻案である「乱」は圧倒的にスゴイと思うネ、見ないと損だヨ。