【見る】首里城再建  「アナザー・ストーリーズ」

 たった今、BSプレミアムの「アナザー・ストーリーズ」を見終ったところだけど、たまにしか見ない番組ながら今夜は沖縄首里城の再建話だから全部見たネ。

 沖縄には2度行ったけど(2度ともジャミラにはバレてない)、首里城は観ることができなかったのだネ。(前にも書いたことがあるけど)1度目の訪問の最終日の夜、琉球大学のイクオちゃん(新城さん)とハシゴ酒したお蔭でヒドイ二日酔いになり、身動きできないので首里城観光が果たせなかったのだネ。沖縄では欠かせないレンタカーの運転ができるまで回復したのは夕方で、車の返却をして飛行機に乗るのがやっとだったヨ。

 2度目の沖縄は本島以外の島(どれも素晴らしい!)を数ヶ所訪れたので、首里城に寄る余裕がなかったのだナ。海外も含めてもう旅行に行く気を失っているので、3度目はないと思えば首里城をこの目で見ることは諦めていた。それが先年の消失事件、パリの聖堂が燃えたのと同様、地元の人にとっては立っていられない程のショックだというのは想像するだに余りある。双方ともテレビ画面が泣いている人たちの姿を映していたネ。個人的にはあっても観る機会はないながら、消失させた責任者(?)に対しては抑えがたい怒りが湧いたネ。沖縄の海を埋めた数限りない戦艦から何万発の砲弾を浴びせられ、跡形もなくなった首里城の映像を見た時も怒りと痛みを抑えがたかったけど、半世紀後にやっと再建された首里城を手違い(?)で焼いてしまった現代人のマヌケぶりには腹が立つヨ。

 

 番組で紹介された再建責任者のことは、以前にも他の番組でも取り上げられたのを見たことがあったけど、装飾を担当したご夫婦や琉球王国の子孫(尚氏)の協力などは初耳だったので感動を新たにしたネ。感動といえば、柱を集めた担当者が本土には沖縄の風土に適応する木材がないので台湾ヒノキにすがったところ、台湾の業者が苦労を重ねて必要な100本以上の太くて長い木材を集めてくれたという。努力してくれたその業者が、「お隣同士だから」と言った言葉には強く打たれたネ。確かに距離的にも近いけれど、心と心の近さを表してくれた心意気はまさに感動だネ。ただ台湾の業者が、沖縄の担当者に「大和魂」を強調したというのは苦笑せざるとえなかったネ。台湾も沖縄も「大和」に支配された屈辱の歴史を持つ民族(台湾は漢人が現地人を支配した歴史もあるけど)だけに、台湾の人から「大和魂」を使われるとビミョウだよネ。

 

 この番組は再放送されるだろうから見逃すことがないようにネ、必見だヨ!