【釣り部・呑み部】木村守先生はキス名人!

 実は今回初めて学大の現役の先生が参加することになっていたけど、名前を出すのを控えていた。でも本人からオーケーが出たので木村守先生のキス名人ぶりの話をしよう。

 土曜はいつものように館山桟橋で釣り始めたものの、最近ツレナイ(「釣れない」と「冷たい」の両方の意)館山桟橋らしく、釣り続ける意欲を喪失させるほど手応えがない。その中で子供のころ以来の釣りだとウブぶっていた木村さんが、当初はボクが教えた通りぎこちない素振りで釣ってたのに、間もなくシロギスを1尾釣り上げたので皆がビックリ。ビギナーズ・ラックだと自称していた木村さんが、場所を保田漁港に移ってからも釣り続けて計3尾も釣ってしまい、この日の棹頭(さおがしら)になったのでほとんどシラケ気味。

 釣り部長のユウ君も釣れてもワカサギ(小型のシロギスの俗称)ばかりなので形無しで、他のメンバーも釣れるのは時間だけで言葉も少なくなるばかり? ボクは保田で木村さんにキスが釣れる場所を教えたものの、自分は釣れないのに木村さんだけなのでいつもの昼寝をしに車へ。天気に恵まれたので車内は暑かったもののタップリ眠れたネ。日帰りのマナブ君には特に釣って欲しかったので、保田の別の場所を探して釣果を上げたいる家族の近くを確保して、マナブ君にカワハギやアジ狙いの釣りを勧めたところ、手応えがあって釣り上げたので喜んだものの20㎝近くのゴンズイだった。触れると腕全体がシビレるという毒魚の代表、釣ったマナブ君は喜んでも当方はガックリ。

 目覚めてから聞いたら、木村さんはキス以外にも大型の赤い魚を釣り落としたとか(カサゴかな?)。初心者どころか木村さんは釣り名人ということになり、むかし将棋の木村名人と呼ばれた人がいたけれど、木村守さんはキス名人ということになった次第。釣れない時の恒例として、早めに切り上げて呑み部に転換ということになった。

 これもいつものようにアマッチ差し入れの高級ビールから始まり、スイスの白ワインをアマッチお手製の生ハム巻のツマミで楽しんだので、一度ほぼデキ上がってしまった感じ。それでも夕食時には多くの魚種の刺身の船盛に元気付けられて、オマキ(前田真希)やリューマン夫妻(宮川竜大朗・茉優)から贈られた冷やした日本酒を急ピッチで呑んでしまった。むやみと美味だったからネ。途中から館山市民のハチ夫妻が合流してくれたのだけど、後半のことはまったく覚えてないので翌日皆さんが呆れていた。ユウ君が1リットルのジョニ黒を差し入れてくれたのに、皆さんウィスキー通らしくマナブ君差し入れの「知多」というスモーキーなウィスキーを完全に空にしていたネ。お蔭でジョニ黒の方は減らなかったため、ボクが持ち帰らせてもらえたのはジョニー・ウォーカー好きなのボクとしてはラッキーだったナ。

 

 翌日曜は前回目を付けていた金谷漁港に行ったのが大正解で、釣れること釣れること! この日も最初は木村名人が大き目のメゴチを釣り上げたので、岩場を攻めていたアマッチやボクも名人のように投げ釣りに切り換えたら、メゴチだけでなくシロギスも釣れ始めたので大いに盛り上がった。前日皆目釣れなかったボクも、今回最大級の22~23㎝級のキスを2匹同時に釣り上げたので面目を施せたナ。アマッチに「老人に優しい釣り場だ」と言われたけれど、気にしない・気にしない。計キス4本とメゴチも同じくらい釣って木村名人とほぼ同数かも。後でハチ夫妻もしてハッチャンにも釣れたのだから、今後も十分期待できる釣り場ということで、次回の12月29・30日の釣りも金谷漁港ということに決まった。

 今回は在職中も退職してからもずっとパソコンについて世話になり続けている木村さんへの恩返し(宿代は払ってもらったけど)というつもりでいて、釣り部の仲間もボクの意図に応じてくれたのが期待以上に上手く行ったので、こんなに嬉しくありがたいことはなかったネ。木村さんから「2日間、実に楽しく過ごせました」という言葉を聞けて、世話になりっぱなしだった気持が楽になったヨ。

 (「巌流島」も終って藤田貴大作・演出「BOAT」という作品の再放送をやっているけど、実にツマラナイ。台詞を敢えて抑揚なくしゃべっている意図が見えないナ。疲れも出て眠くなったから終る。)