【近況】ゴミ屋敷に正月は訪れず

 正月も2日だけど、まだオセチも雑煮も食してない。基本はボクが食べたいという気にならないだけなので、昨日は2度ジャミラがオセチを出そうとしたのを断った。2度目は「家の中がこんな状態で正月気分じゃなかろうが」、と恐れも知らず言ってしまった(いつもの筆談ではなく口頭で)。以来ジャミラは正月料理を口にしていないし、ボクも食べていない。ボクは意地になっているわけではなく、オセチは呑みたくなるので、呑む気にならない昨日は食べなかっただけだ。実のところオセチは美味くないので好まないし、昨年は正月の間ジャミラが孫一家とハワイへ行って留守だったので、ヘイカが来て全部食べてくれたから助かった。今夜あたり呑みたくなったらオセチで呑もうかとも考えている。

 「年内に片付ける」と明言したものの、家の中はますますゴミ屋敷状態になるばかりだから、調子に乗ったボクはテレビばかり見ているジャミラに向かって、遅ればせながらも少しずつ片付けるように「手を動かさないと片付かないゼ」などと浴びせてやった。ジャミラは「チェッ!」と舌を鳴らしたようだけど、恐れずに「居直ってばかりじゃ何も始まらないヨ」と応えてやった。勇気を振り絞ってレッド・カードを提示したところで、ジャミラの面にションベンだから(ウンコでも同じ)家の中を掃除する気配は皆無だネ。

 他人(ボク)の意向はいっさい無視しながら、己れの勝手を通してきたのがジャミラのやり口で、家を建てた時にボクが出した唯一の条件「使わないピアノは運び込まない」と簡単に無視して運び入れたのが最初の蛮行。以来目も合わさず・口も利かず、食事はトレイで運んで独り自室で食べるという日々が続いている。昨秋いきなり(施設に入ったらしい)叔母の家から金庫その他の物をたくさん段ボールで運び込んだのも、前後の説明はまったく無し。ただでさえ未整理な家の中が、一段とゴミに満ちたのは言うまでもないし、ジャミラが片付ける意志を完全に喪失したらしいのも理解しやすい。

 勝手気ままにふるまって、自分の気持・考えはそのまま受け止めヨ、という女王様の生き方を貫いている。己れの言動には責任を持たず、記憶がないとも思えないながら、都合が悪くなると全部相手(ボク)のせいにしたりそんなこと言った覚えはない」とすぐに居直るのだナ。自己閉塞して自分を《防衛》しているのは明らかなのだけれど、当然ながら自覚が無いので、そういうジャミラの状態を解き明かして上げても、頭ごなしに否定するだけなので手におえない。

 学歴や人間の大きさなど全ての面で劣等感を抱いているようので(そんなふうにならないようにしてきたつもりながら、息子では成功したもののジャミラでは失敗した)、ひたすら心理学で言う《防衛》をかたくなに貫いているだけだ。だから頭の中の自己像が虚しく肥大化して、空威張りをくり返すばかりでボクの言うことなどハナから聞こうとしない。自覚もないままにウソの連発をすることになる・・・

 

 というところから、朝日新聞に載っていた橋下徹甘利明自民党)のウソの話になるところだったのだけれど、前振りにジャミラのことを語り始めたらむやみと長くなってしまったヨ。