【状況への失言】朝日新聞夕刊連載「現場へ!」  アルメニア・アゼルバイジャン紛争  渡部陽一

 朝日新聞で時々感心するのは、タイムリーな記事が読めること。「現場へ!」と言う連載では、今まで障害や差別の「現場」を取材して知らなかった現実を教えたくれたけれど、最近では「ナゴルノ・カラバフ往還記」の連載はありがたかったネ。アルメニアアゼルバイジャンとの紛争を、特派員を派遣してすぐに報道してくれた。他の新聞では、こうはいかないだろネ。

 それにしても命をかけて取材しに行った記者には頭が下がるヨ。作られたキャラでしかない「戦場カメラマン」をぬくぬくと生きている、インチキそのものの渡部陽一の首を絞めたくなるのは、本物の戦場に命をさらしている記者の存在を知った時だネ。