【観る】コンスタブル展  岸田國士  松本和也  疋田雅昭

 今日の朝日新聞には一面を使ってコンスタブル展が特集されている。前から日本に来るという情報はつかんでいて観に行こうと思っていたのだけれど、新聞の作品を観ていたらやっぱり実物のオーラ(ベンヤミン)を浴びたくなったヨ。実はヒグラシゼミの前に国分寺古書店「七七舎」に寄ったら、何とコンスタブルの画集があったのでゲットしてあったのだネ。1986年にも来日していて、その時の画集なンだネ。しかし印刷が良くないので、チョッと観に行く気が殺がれていたところだったけど、朝日のは新聞ながら魅力が伝わってきたのだナ。

 ターナーの作品も一緒に展示されていて、比較できるのもイイね。5月30日まで三菱一号館美術館だけど、1900円は高いネ。

(ブログを書きながらBSプレミアムの番組「垂直タイムトラベル北川景子 in ローマ」を見ている。再放送で一部は録画してあるのだけど、ローマに対する興味のみならず、北川景子を美術品を観るように眺めながら書いているのだナ。それにしてもとても勉強になる番組だヨ、前半は競馬中継の番組を見ていたのだけれどネ。)

 

 ついでながらヒグラシの日は研究室から岸田國士の作品を借りるつもりだったのに、全集が他の場所(図書館?)に移されてしまっていて果たせなかった。直前に松本和也さんから「かえらじと」論の抜き刷りを送ってもらっていたので、まずは作品を読んでからと思ったしだい。松本さんは太宰研究者のイメージが強いけど、平田オリザ論の書も出しているように、珍しく演劇研究も続けているので期待している。ボクが昔から気にしていた岸田國士についても、戦中期の活動中心に詳しいので教えられるしネ。ボクの仕事机には松本さんが以前送ってくれた岡田利規「三月の5日間」論が、ヒッキ―先生の安岡章太郎「ガラスの靴」論の抜き刷りと共に置いてあるのだナ。期待する2人の論文だから、早く読みたいと思いつつ果たせてない論だネ。それにしても何かと忙しいヨ。