【近況】健康回復  ベンヤミン「暴力批判力」

 一昨日あたりからやっと脳も身体も回復してきたヨ。脳がスッキリして本が読めるようになり、部活以前に読んでいたベンヤミン「暴力批判論」(野村修訳)が読み終わった。とはいえその道の専門家である今村仁司さんでさえ、《何度読んでも十分に納得したとは確信が持てない》とまで言う書だから、ボクには一読で十分な難し過ぎる文章だ。今村さんは原書のドイツ語を参照しながら読み解こうとしたそうだけど、ボクはドイツ語サッパリだしたとえ原書が読めても理解できないシロモノだネ。ベンヤミンの使うターム(術語)自体が日本人には伝わりにくいせいもあると思う。

 数年前に長谷川宏さんが訳したヘーゲルが、画期的な分かりやすさというので話題になったけれど(他にもその類の訳書の例があったナ)、「暴力批判論」も分かりやすい訳が出れば再読してみたいネ。学生時代から魅力的な表題に惹かれていた本だからネ。

 

 身体の方も、一昨日からいつもの鉄アレイ両手にキツメの運動をくり返しているヨ。

上の奥歯が虫歯の悪化で6回ほど治療を受けて痛い目に遭ったけど、それも完了した。

元気です!