【『シドクⅡ』の反響】原卓史さんの書評  『坂口安吾研究』

 坂口安吾研究会というのがあって、会員は30~50人くらいいるのかな? 詳細は知らないけど、20程前(?)に創立された時以来ずっと会員だし、最初の頃は「真珠」という作品で発表もしてそれをまとめた論が1冊目の『シドク』に収録されている。その時に出遭ったのが、一緒に発表した押野武志という優れ者だった。

 研究会が機関誌を出し始めたのは5年目なのだろうか、第5号が届いたら『シドクⅡ』の書評を原卓史さん(尾道市立大学)が書いてくれていた。原さんは中大の院生の頃だったか、学大の学部の演習で安吾を取り上げたら毎回熱心に参加していたものだ。その時に学部生で堂々と原さんとわたり合っていたのが、今や城西大学の准教授となっている神村和美さん(メイ)だ。そんな次第だから、原さんはさぞや書評が書きにくかったのではと察しているけど、けっこう伸び伸びと・かつ丁寧に読み込んだ上で解説してくれている。

 皆さんと共有したいので、原さんに書評の原稿をメール添付で送ってくれるように頼んであるのでお楽しみに!