【見る】阪神半疑?  半信半疑(阪神と日ハム)  (藤川)球児の野球解説

 「好事(こうず)魔多し」とは言うけれど、このままだと阪神優勝してしまうネ。「魔」が差さなければ好いけどネ。去年左のエースとして活躍した高橋遥人がケガで出遅れているのに、2年目のガンケルが別人のように3試合連続完封した後、昨日も勝利投手になったしネ。ガンケルは阪神黄金期だった救援投手JFKのJであるジョン・ウィリアムズが目を付け、大リーグ経験無しながら日本では通用すると判断して推薦したのだってネ。それが2年目に花開いたというのは、本人にとって以上に、阪神のためにはこの上なく喜ばしいネ。今年もガンバッたところで、せいぜい去年同様2位に甘んじるほかないだろうと思っていたけれど、コロナのお蔭で巨人がウィーラー(と丸)が戦線離脱したお蔭で調子を狂わせたお蔭もあり、ダントツで首位は走っているのだヨ!

 もちろん新人の佐藤輝明(と中野拓夢の2人)の大活躍のお蔭なのは、誰でも知っているだろう。長距離打者の佐藤は、打席ごとにファンのみならず自他の選手までからも注目されるほどスケールが大きいので、ショーヘイ・オオタニを想起させてドキドキするヨ。横浜スタジアムの場外ホームランは先例が無いそうだし、ボクが死ぬまで活躍し続けてくれそうだネ。ショートの中野も、昨年まで「帯に短し、タスキに長し」というドングリの背比べだったショートの位置を、新人ながら確保して結果を出しているのは期待を超えて頼もしいかぎり。ユウ君には悪いけど、阪神の優勝は疑えないネ。

 

 今日の野球中継は日テレで球児が阪神側の応援・解説をしていたけれど、これも阪神の快進撃のように飛び抜けて面白い解説だったヨ。野球を見ながら読書しているのだけど、球児の解説の時だけは読書を止めて聴き込んでいるヨ。球児によれば、今の阪神の強さは金本監督までさかのぼるのだそうだ。金本の3年間と矢野監督の2年間の成果とのことで、それを球児は金本時代から見ぬいていたという。ガンケル・佐藤・中野という新勢力ばかりに注目していたボク(等)の見方がアホに見えてしまう見解だからスゴイ! そんな分析する評論家は他に見当たらないしネ。

 それはそうと、阪神に反比例するように日ハムの調子が悪すぎる。最近やっとショー(中田)が4番打者らしい活躍をするようになったものの、打線が良い時でも投手陣が試合を壊してしまうことが多すぎる。数試合前のように、今日も救援の軸である宮西が打ちこまれてしまった。栗山監督は「今西で負けたらしょうがない」とくり返すのだろうけど、もう今西に負担をかけるのは限度なのではないかな? 毎年投げ過ぎてきたし、年齢的にも限界になってきているのではないのかな? 

 阪神はこのまま優勝することを信じているけど、日ハムは最下位を逃れられないのではないかという疑いは否定できないヨ。両チームを応援しているボクとしては、文字どおり半信半疑の状態だネ。