【状況への失言】大坂なおみは◎  錦織圭は×(過失)

 アメリカでフロイドさんを窒息死させた 警察官が有罪になってホッとしている人は、アメリカのみならず日本でも少なくないだろうけど、事件以降ずっと試合が始まる前に殺された黒人たちの名前が書かれたマスクをして登場した大坂なおみが、有罪が決まった直後に素晴らしいコメントを発表していた。数日前の朝日新聞にも簡略に紹介されていたけど、探したら見つからない(探し物は見つからないものだ)。デビュー当時のなおみは、まだ精神的に幼かったのは周知のことだろう。それが積極的に社会的発言をするようになったのだから、肉体的のみならず精神的な成長の早さには驚くばかり。

 アメリカでは最近、東洋系の住民に対する差別・暴力が増大しているので、それに対してもなおみは積極的な発言を続けている。同じテニス・プレーヤーの錦織圭もひと事ならずと思ってか、差別・暴力に反対するアピールをしているのをテレビで見かけた。とても勇気づけられる2人の行動力には敬意を表したいけれど、錦織はプレイ中にも着ているユニクロのロゴ・マークが見え見えのシャツのまま、差別反対を唱えていたのはガッカリしたネ。ブラック企業の代表のようなユニクロをシッカリ宣伝しながら、ブラック(黒人)やイエロー(アジア人)に対する差別を批判しても説得力を感じないネ。

 なおみは自分も差別されたこともあるだろうから、反差別の言動には必死さが感じられるけれど、錦織はそのような差別も経験ないまま、ひたすらテニスにばかり熱中していたので社会的な視野が育たないまま、企業にあやつられているのだろネ。無地のシャツ着てアピールせずに、企業の名前を付けたシャツで反差別を主張してもそらぞらしく、企業の宣伝のために反差別の主張を利用しているとしか見えなかったヨ。応援する気も失せるネ。