【見る】プロ野球  掛布の解説も面白い!  阪神優勝?

 以前、藤川球児の解説は実に面白いと記したことがあるけど、その後あまり聞くチャンスが無いネ。一昨日の巨人ー阪神戦の解説は掛布だったけど、これがまた実に興味深かったネ。例えば矢野監督が、不調な秋山投手を2回で諦めて早めに藤浪に交代させたのは期待どおりでイイ判断だと思っていたら、代って3回目に藤浪が岡本に対して内角のスライダーを2球続けた時、掛布が「イイ攻め方だけど次はスライダーではなく速球を投げるべきだ」と言ったのはナルホドだったネ。ところが藤浪は(名捕手・梅野の言うとおりには投げないせいか)3球目も同じスライダーを投げてミゴトにホームランを打たれたので呆れてしまったのだ。掛布は「リーグを代表する4番打者に、同じボールを3球続けるのはありえない」と言ったけど、3球目は速球と言った掛布の言葉に納得していたので、掛布の解説の切れ味には感心するばかりだったネ。

 5回までで5対0で負けていては勝負あった! と思って続きは見なかったヨ。しばらくして覗いてみたら2点差までつめ寄っていたので、もちろん驚きつつみ続けたヨ。巨人の抑えで失点ゼロの連続記録を打ち立てながらも、前々日に阪神の大山に逆転ホームランを打たれたデラロサを最終回に満塁まで攻めたので(糸井がよく打ったものだヨ)、逆転すると期待したものの同点で終ったのは残念だったけど、実に素晴らし試合だったネ。

 絶対に負ける展開なのに、ここまで粘れる今年の阪神は、20年近く見離されている優勝の可能性があるかもネ。と期待すると、必ず裏切ってくれるのが阪神アイデンティティなのだけどネ。

 中田を巨人に引き取ってもらった日ハムは、生まれ変わったように勢いが出てきて別のチームになったような感じだヨ。最下位に終わるだろうけど、生き生きと闘う日ハムの選手も応援してやって欲しいネ。来年も栗山監督に続投してもらいたいしネ。