２０周年とかいって、アメリカ中心に９・１１事件を取り上げた番組が多かったネ。先に明言しておくけど不愉快千万だった、以前にも記したようにアメリカが《被害者意識》だけで報道するからだ。テロ直後に「戦争だ！」と叫んだブッシュ（子）のバカヅラが忘れられない。ドン底まで落ち目のブッシュの支持率が極端に回復したというのだから、アメリカ人の無神経な知能程度は相変わらずだとバカにし直したヨ。そもそもブッシュを大統領にしてしまった時に呆れたけれど、その後にはトランプまで現れるのだからしょせんアメリカ人のバカさ加減は信頼できないネ。
アメリカと言えば《加害》の歴史で、日本全国軒並み空襲した上に原爆まで落とす無神経さで人類史上最悪の犯罪を残し、戦後はベトナムを皮切りにアフガニスタンやイラクを空爆し続けたのだから、その無神経・無反省ぶりは人間の域を超えている。ビン・ラディン１人を殺すために、アフガニスタン人を何十万・何百万殺したのか！ アフガン侵攻・イラク侵攻に伴う誤爆だけでも、一般市民の犠牲者は数知れず。この数年は無人機による誤爆が多発したため、罪を感じるアメリカ兵の自殺が異常なほどの数にのぼっているという。
さんざん空から人殺しを重ねながらも、己れが初めて空から攻撃されたら国中で大騒ぎするのだから理解に苦しむ。日本やベトナムではその１０００倍以上やられているのだゼ。自分が空から攻撃されて被害を受けたら、すぐにやり返すなどというブッシュの中学生レベルの単純さに乗せられずに、冷静に相手をそこまで追いこんだ自身の《加害》の歴史を自覚すべきだったのだネ。アメリカが目覚めるイイ機会だったのに、低能ブッシュに問題をすり替えられたまま殺しの道に突き進んでしまったのは周知の通り。
最近BSプレミアムの「映像の世紀」を見ていたら、アメリカの富豪の歴史を紹介していてあの攻撃を受けたツインタワーは、元をたどればロックフェラーが建てたものなンだネ。当時ロックフェラーはあまりに悪どい手口で稼ぐものだから、アメリカ全土で憎まれたのでロックフェラー家の娘たちは早く結婚して姓が別になることを願ったほどだという。その憎悪の対象だったタワーが、いつの間にアメリカ繁栄の象徴のようになったのかは知らないけれど、世界の被害者の憎悪の対象が崩れ去る姿は痛快でもあったという面が完全に無視されている。タワーの１つや２つが崩壊したくらいで《被害者》ぶっては、アメリカの空爆のための犠牲となった何億という無辜（無実）の民が浮かばれないゼ！
