【見る】ヘミングウェイ「老人と海」  「100分 de 名著」  高見浩

 月曜夜はいつもBS-TBSの「にっぽん! 歴史鑑定」を見ているので(今回のテーマはスペイン風邪)が重なっているので、「100分で名著」(再放送は水曜早朝と昼時)はBSがCMの短時間だけのぞく感じだネ。先週までの「集団心理」は当たり前の内容だったので刺激が無かったけど、今週からは「老人と海」を取りあげている。ヘミングウェイの長編は読みたくてもなかなか実現できてないし(「日はまた上る」だけかな)、特に最高傑作とも言われる「老人と海」は高校時代の英語の先生が強く推薦していたのを覚えているものの、英語はもとより日本語訳でも読めてない。それを今回取り上げてくれるというのだから、スゴク楽しみだネ。

 チョッとのぞいたかぎりでは、伊集院がいつにもなくアホなことを言っていたけれど、解説者は信頼できる実力者のようで期待している。1つの作品を4回続けて解説するというのだから、イチロー先生得意の《テクストの細部を立ち上げる》同様の緻密な《読み》をしていた印象だったネ。「第1回で作品の8割がた話したようだけど、これからの3回それを詳しく解説するに価する作品です。」と解説者が言っていたから、本気で期待できるヨ。

 (翻訳に高見浩という名前が見えたけど、学部生時代ストライキをやっていたので、英語の教員だった高見という人の自宅に押しかけ、「ストライキ中だから、授業はしないように」伝えた高見さんがその人なのかな? その頃は語学教員が専門に研究している対象などに興味無かったからナ。)