【見る】「ヒューマニエンス」  ネオテニー(幼形成熟)  ヒトとイヌの共進化

 何度もおススメしたBSプレミアムの「ヒューマニエンス」はとっても面白い番組でいつも見ているけど、レベルが高い充実した内容なので、ボクのように「ながら」見(ブログを記し「ながら」とか)をしている者にはなかなか内容が身に付かない。先日の睡眠特集はさすがに大事な問題なので録画したくらいだヨ。(今は「プロファイラー」のジョゼフィーヌを見ながら記している)。

 先ほどまでは「ヒューマニエンス」の「ヒトとイヌとは共進化?」の再放送を見ていて、新たな発見があった。以前ブログで紹介した時は、犬が白目を持っている動物なので人と共感できるという研究(?)を紹介したネ。犬がカワイイ上目使いで人の心をツカムことができるのは、眼球を上へ引き上げる筋肉が発達しているからで、他の動物にはその筋肉が無いそうだ。

 

 今日発見したのは、チンパンジーの子供と大人の横向きの顔を比較して説明されたことで、大人のチンパンジーは顔の下半分が前に突き出しているが(噛みつく力を付けるため)、子供の方は人間のように平らなままだ。(オランウータンのオスの顔はバカデカクなるしネ。)逆に言うと、人は幼形のまま成熟している存在でそれをネオテニー(ネオトニーとも)というのだそうだ。昔はやったウーパールーパーが好例だけど、人はネオテニーもその例だというのだ。イヌがはしゃぐのは心性がネオトニーで、ヒトからの影響かもしれないとも言う。

 ネオトニーは必ずしも定説とはいえないようだけど、いずれにしろ驚くべき発見だったヨ。ボケたせいもあって、同じ本を読み返すたびに発見があるように、集中して見ない番組からは見るごとに新しい発見がある。良し悪(あ)しは別にして、知的発見の楽しみは増えるよネ、ガハッ!