【釣り部・呑み部】(続き)  最高級のウィスキー・ワイン・日本酒!  貴重で美味な刺身・オリーブ実!

 ユウ君がシロギス釣れなかったのは確かだけど、フグだけは誰にも負けない本数を上げていたネ。たぶんクサフグという種類だと思うけど、大小次ぎ次ぎと釣り上げていたのは確かだった。ふつうだとフグの歯は鋭いので鈎ごと切りとってしまうので、釣り上げるのはチョッと難しいのにユウ君だけはキチンと上げていたヨ。仕掛けを切られるのでフグは釣り人にとってはジャマ者なので、そのジャマ者をユウ君が除いてくれたお蔭で隣りのパンサーが爆釣できた、という要素は否定できない。それにしてもすぐ隣りにいるのに片やシロギス・片やフグを連発するのは不思議だったネ。このところユウ君がこうフク(幸福)にひたっているせいかもネ?(内実は秘密)

 それにしても釣り始めた頃は寒いけど完全に凪(な)いでいたので、暖かくなってからは海が荒れ始めてボクが昼寝から帰ってからは、風が強すぎて釣りにならなくなってしまったヨ。こういう場合は早や上がりして呑み部にスウィッチするのがいつものパターン、釣り部長・ユウ君から3時までという指令が出てそそくさと宿に向かった次第。

 

 早や上がりだったため風呂がまだ沸いてなかったので、早速アマッチが高級ビール「よなよな」等を呑ませてくれたヨ。パンサーが日本で最高額という(?)「響」を出してくれたので、総勢6名は呑む気マンマン! ふだんは最後に出してもらうアマッチお手製の「チーズとアスパラの生ハム巻」をツマミにしたらグングン呑めたヨ。ユウ君のオールドパーも出してもらったので、ウィスキーが絶えることはなかった。途中で風呂が沸いたというので交代で入りながら呑んでいたら、宿からアオリイカのから揚げの差し入れがあってペースが加速したネ。

 本番の料理は、刺身がカワハギ・イシダイ・クロダイアオリイカメバル・アジなど、このアジフライがまた最高でサザエの壺焼きも付いているのだから言うことなしの北見宿! これにアマッチ・呑み部長が用意してくれた最高級の白ワイン(熟して黄色に見える)、イヤラシ君差し入れの「獺祭」の大吟醸(静岡の「女泣かせ」の大吟醸は余ってしまった)を合わせるのだからこれ以上なしのゼイタク三昧! 前回はかなりの刺身が残ってしまった対策として、時々このブログでお手製の料理を紹介しているユウ君がオリーブ油やネギなどを用意してくれていて、アッという間にカルパッチョにしてくれたらこれがまたスゴイ美味! どの魚にも合うのでビックリしたけど、お蔭で刺身は一切れ残さず食べ尽くしてしまった。

 お腹がいっぱいになってからは、これまた極めて貴重な淡路島産のオリーブの実(西村家から頂戴したもの)を味わわせてもらった。唯一ザンネンだったのは、アマッチが用意してくれた赤ワイン、価格は響きや上記の白ワインと同レベルとのことながら、1000円程度の日本ワインの味で早寝したため、呑めなかったパンサーとユウ君は少しも残念がる必要はなかった。

 

 夕飯が始まる前あたりだったか、仕事が終ったハチ夫妻が合流したのは久しぶりの感じで嬉しかったネ。悪ブリッコの典型のハッチャンが、いつものようにダンナのヤマグチ君に呑ませたがらないので、6名がそろってヤマグチ君の味方をして各種の酒を飲んでもらい、いつも余ってしまう料理を夫妻に食べてもらったヨ。解放されたヤマグチ君の、グラスを片手にした実に嬉しそうな顔を見ると、抑圧し続けるハチを断頭台の送りたくなるヨ。他人の楽しみを過剰に抑えるのは、相手のためという口実など白々しいね。