【聴く】ブラームスの交響曲第3番  レヴァインとウィーン・フィル  吉田秀和の解説  

 たまには音楽の話も記さないとネ。

 恒例のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートを見ていたら(ワルツ等あまり好きじゃないので聴く気がない)、落語家の三平がゲストに出ていたので「?」と思ったら、意外とクラシック音楽に詳しいので驚いたネ。ボクの大好きな指揮者カルロス・クライバーの父親(エーリッヒ)も指揮者だったので、親子で同じ職業という点で自分と同じだと語っていたのだから、けっこう知識があるので感心したヨ。その割にはニューイヤーの最後に演奏されるのがお決まりの「ペルシャ行進曲」だと言ったのだから、あまりアテにならない知識だネ(父親の方のヨハン・シュトラウス作曲の「ラデツキー行進曲」が正解)。

 昨日はワーグナーを指揮させれば右に出る者はいないという感じのクナパーツブッシュの演奏を聴いたと書いたけど(クナはナチを支持したので戦後批判にさらられたけど、そのことと演奏が素晴らしいこととを短絡してはいけないネ)、暮れにはレヴァイン指揮のブラームス交響曲第3番を数回聴いたヨ(第一楽章しか録音してなかった)。ブラのシンフォニーはどれも好きだけど、3番はイイ演奏が少ないネ。昔のカイルベルト指揮の演奏レコードが記憶に残っているけど、その後は小沢が同じように力強い感じの演奏をしていたネ。レヴァインの指揮はまったく感じが異なり、きめ細かい演奏で実に心地良いのだネ。読めないはずの楽譜を目の前にしているような、あるいはマイクをたくさん使った各楽器の音が分析されている録音を聴いているような、実に素晴らしい演奏だ!(レヴァインも「常任」指揮者だったニューヨーク・フィルの男性演奏家をゲイの「情人」として強いたのでクビになったけど、それと演奏のレベルの高さとは無関係だヨ)

 レヴァインブラームスの素晴らしさを教えてくれたのも、ラジオを愛聴していた吉田秀和で細かく分析するような演奏法の解説に感動をもよおしたものだ。吉田のラジオからはモーツァルトの聴き方はじめ沢山のことを学んだものだヨ。一番好きなブルックナーの聴き方は中野こうじ(漢字は忘れた)さんの解説に教わったけどネ。ともあれレヴァインブラームスはおススメだけど、ボクが録音してあるのはウィーン・フィルで実況をラジオで放送した可能性もあるので、CD録音が出ていてもオケは別のものだろネ。客演指揮のウィーン・フィルでハイ・レベルの結果を出しているのだから、常任指揮のニューヨークならもっとレヴァインの意図が生かされているかもネ。まさに「情」がこもってるだろからネ。

 

@ いつも見ているBSプレミアムの「ワイルドライフ」という番組を横目に書いているのだけど、今回の西表(いりおもて)島の何十種類もいるというハゼ特集には驚くことばかり。1度行った島だけど、海には入らなかったので今さらながら残念だネ。