【見る】放送大学「日本美術史の近代とその外部」  稲賀繁美(と青山昌文)

 現在の放送大学は何故か1つの番組を2~3コマずつまとめて放映している。昨日から始まった、放送大の講義の中でボクのイチオシが毎日3コマずつ放映されている。昨日の3コマをあらかじめ紹介できなかったのは残念だけど(また再放送されるだろう)5時15分~7時半という見やすい時間帯なので、見るなり録画することをおススメします。美学の青山昌文の講義が下手でブッキッッシュな内容のつまらなさに比べるまでもなく、稲賀繁美さんの講義は驚くべき視野の広さと深い見識に圧倒されることだろう。ボクは放送され始めた時に15回全部を録画してあり、時々放尿後の布団の中で見ているのだけど、昨日も相撲が終ってから見直してしまった。昨日の第3回はマネの「オランピア」(裸の娼婦がベッドに横たわっている構図)を、森村泰昌が例によって娼婦になりきった姿を写したものとを比べて、森村自身と対談しながら解説していた。この作品については、以前○○さんのハルキ論についての疑義を送った時に、稲賀さんの番組を見るように勧めたこともあった。

ともあれ一度は稲賀さんが放つ強烈な知的刺激を受けてもらいたいネ。