【見る】大河ドラマ  三谷幸喜はオモシロい

 ドラマはアニメ同様まったく見ないけど、大河ドラマは好きな歴史が素材なのでたいてい見てきたネ。「せごどん(西郷隆盛)」は見るも厭わしい林真理子が原作でありえへんことをやるので(島津斉彬が父親とピストルで生死の賭けをやるなど)、見るのも愉快じゃなかったけどネ。今度の「鎌倉殿の13人」は第2回まで見たけど、けっこう面白い。三谷と言えば(以前BSプレミアムで放映するという情報を流した)「笑の大学」や(むかし放映した役所広司主演の)「巌流島」など歴史に残る傑作を録画してあるし、舞台も1度(印象派画家たちのドラマの)「コンフィデンス」(これはツマラナかった)だけ観たこともある。映画もだいたい面白いし(「笑の大学」は落ちる)、以前の大河「新選組」も(あまり見なかったけど)まずまずだった気がする。

 「鎌倉殿の13人」のヒロイン(?)である小池栄子は舞台(録画)の「グッドバイ」(太宰治)の演技が良かったので期待したものの、それほどでもないのは脚本が笑いをねらい過ぎているせいかナ。逆に主役の小栗旬は好きじゃなかったけど、義時に対する脚本の性格付けが気弱で笑えるので、大泉洋の頼朝ともどもドラマを面白く見せているネ。背後の歴史にも強い関心があることもあり(だいぶ史実をズラしているようだけど)、これならと毎回見たくなっているヨ。