【状況への失言】慎太郎死んでスッキリ(2)  良純と伸晃  岸田のクリーン・イメージに負けた野党

 続きを記すのをわすれかけていた。

 世間はもう次の話題に移っているから良さそうなものだけど、いちおう予告したからネ。息子では良純がまだマシかな、昔つかこうへい作・演出で「熱海殺人事件」の部長刑事をやったこともあるから評価するわけでもないけど、戦前の家制度並みに長男を特別扱いしていた慎太郎に保護されないまま、天気予報士の資格までとったりで自立を模索していたのはそれなりにリッパだったネ。過保護に育てられた無能の長男伸晃の見っともなさと比べるまでもなく、自立した生き方をしている良純の生き方は、好き嫌いはともあれ人間として真っ当だと思うヨ。その点、伸晃は最後まで自立できないまま終わりそうだネ、何の能力も無い「親の七光り」で動くただの人形でしかないからネ。もう1人よく知らない、都選出の衆議院議員がいて先般落選してたけど、これも「七光り」だったから落ちたンだろネ。

 衆議院選挙といえば、自民党が圧勝(?)できたのは岸田文雄のクリーンなイメージが勝因だとボクは思ってるヨ。安倍晋三麻生太郎のように、モリカケサクラクロカワイというような悪さばかりやって役人を自死に追い込むような政治は断ち切りたい! という気持が岸田支持になったのだと思うネ。安倍・麻生の《悪》に閉口していた選挙民が岸田を支持したからこそ、野党が自分たちを岸田・自民と差異化できずに敗れたのだろうネ。安倍・麻生の《悪》を踏襲するだけの菅だったら、野党ももっと健闘できたばずだヨ。気紛れなメディアや国民の一部がいち早く岸田の手抜かりを非難し始めているけど、《悪》の連鎖が強いる息苦しさに比べれば多少の手抜かりならスルーしたいネ。バイデンでもトランプに比べればずっとマシ! という気持でネ。

 しかし岸田が広島県選出の総理大臣を強調するなら、核拡散に反対する条約に日本も加わるべきだヨ! 《悪》のお目付け役として麻生に副総理に居座られてしまったとはいえ、自死した役人の問題ともども阿部・麻生の《悪》路線から思い切って脱出してもらいたいもンだネ。

 

 話を慎太郎に戻すと、作家としての評価も最大180度まで分かれるだろうネ。三島を評価する人たちは頭ごなしに慎太郎を否定するけど、政治面と同じで評価できる点は素直に1分でも「功」として認めるべきだろネ。ほとんど読んでないボクがそういうのもナンだけど、昔「太陽の季節」も収録されている文庫を読んだ時に、悪くない作品だと感じたのがあったからネ。好き嫌いは別として、あの文庫には「文学」がゼロだとは言い切れないのじゃないかな(その文庫が自家では行方不明だけど)。