【状況への失言】プーチンのウクライナ侵略(5)  危険人物・安倍晋三の核武装志向  義勇軍  オーウェル「カタロニア讃歌」

 プーチンがまさかの暴挙に踏み切った原因を作ったもう1つは、ドイツが煮え切らなかったのでプーチンに足許を見られたということがある。ドイツ(メルケル時代)は日本の原発事故からすぐに原発を廃止するという快挙に出たものの(日本の安倍政権が原発を継続しようとしたのとは正反対!)、ロシアの天然ガスに頼らざるをえない弱みからロシアに強い態度に出なかったために、バイデンの弱腰と共にプーチンにナメられたのは確かだろう。それがプーチンの狂気ぶりを見かね、一転して武器の供与を宣言したのだから拍手を送ったヨ。後で供与するとか言った対戦車砲が、処分する直前の旧式のものらしいという報道には呆れたけどネ。プーチンの一般市民虐殺を見逃せずに、永世中立国のスイスまで武器供与を宣言したのは驚きだったネ。

 それにしても各国が武器支援を公言しながらウクライナに届いたという報道がまったく無いので心配、キエフが陥落してから届いてもロシア軍に包囲されていたらウクライナ軍・市民の手に渡せないからネ。岸田政権が防弾チョッキやヘルメットを送ると言っていたのは嬉しいかぎりだったけど、共産党は武器支援に当たるから反対だと明言していたので呆れたネ。日本共産党は時々オカシなことを言うので、昔から信用してないけどサ。大危険人物・安倍晋三がドサクサにまぎれてアメリカの核を共有すべしとか言いだし、子分の右翼・高市早苗も今朝の番組で同じ主張をしていたけど、岸田は核持ち込みをハッキリ否定したというから評価したいネ。安倍・麻生の黒歴史から手を切らないと日本の政治が悪化するばかりだからネ。でもイギリスなどの石油会社が、ロシアの地下資源を採掘する計画「サハリン1・2」から手を引いたにもかかわらず、日本はグズグズしているとのことなので「岸田、しっかりしろ!」と背中を押したいネ。

 

 ウクライナのゼレンスキー大統領が外国からの義勇軍を呼びかけ、日本からも70名が手をあげたものの元自衛隊員など該当するのは50名だと報道されたけれど、その後は日本政府がウクライナ行きを禁じたというところまでしか知らない。他国からの義勇軍ウクライナに入国したのかどうかも気になるヨ。ヨーロッパからなら日本と違ってウクライナに入りやすいから、義勇軍も活躍し始めているのかな? スペイン内乱時の反フランコファシスト)に対する義勇軍という実例もあるとおりで、フランコ支援でヒットラーゲルニカを無差別空爆したのに抗して世界から義勇兵がスペインに渡ったけど、若い人は知らないかな? 

 映画にもなっているヘミングウェイの「誰(た)がために鐘は鳴る」はスペイン内乱を元にしているのだヨ、ボクは映画しか見てないけど。同じくスペイン内乱を素材にしたオーウェルの「カタロニア讃歌」は読みたくても自家で長いこと行方不明だったのを、偶然プーチンの侵略直前に見つけて読み始めたところだったのだネ。ただハルキにヒントを与えた(?)「一九八四年」の作者であり、スターリン批判を意図した「動物農場」(ボクが高校時代に唯一英語で読んだ本)の作者でもあるオーウェルのことだから、社会主義者はじめスペイン内乱の暗部を描いてはいる。個人的にはとても面白いけどネ。読み始めながらも放置したままの本は少なく見積もっても50冊くらいある中に、マルローの「希望」もスペイン内乱を舞台にしているので数年前に読み始めて独特な文体に見せられたものの、数十ページで止まったままだヨ。(続く)