【状況への失言】自死は仲間への裏切りだ! 

 渡辺裕之自死したというニュースは誰しもビックリしたことと思うけど、たまたま見ていた番組が流した里見浩太郎の証言でもだいぶ前から落ち込んでいたというので、兆候は早くからあったのだろネ。渡辺という人についてはほとんど知らないけれど、いかにもマジメ一本槍の感じなので自分で自分を追い込んで自死にまで行きついてしまうのもうなづけるネ。原日出子という奥さんと異例なほど親密だったそうだけど、心底から甘えることができないまま逆に夫である自分に頼らせるような関係だったのかな? そのため自身がピンチに陥ったら、頼ったり何でもうち明ける相手がいなくなってしまったのかもネ。

 電車に飛び込む自死者が「名所」(例えば中央線)に引き寄せられるように、自死の報道があるとそれに続く人がいるのも悲しいかぎり。間もなく上島竜平が自死したらしい報道に驚いたけど、上島も表層とは違ってけっこうマジメなんだろネ。肉を食べるくらいしか能のない寺門ジモン(ダチョウ倶楽部の1人)は絶対自死などしないイメージだけど、リューヘイはジモンと異なり意外に繊細だったのだろネ。渡辺裕之さんもリューヘイもジモンとは正反対で、自省的な傾向が強かったように察っせられるネ。最近このブログで嫌われている長嶋一茂杉村太蔵古市憲寿・山口真由などは自省(自制)の心が欠落しているから、この連中は自死することないだろネ。

 リューヘイには呑み仲間はたくさんいたようだけど、心を許してハダカの自分をさらせる相手はいなかったのかな。呑み仲間の中にはなぜ相談してくれなかったのか、と本気で悩む人もいるだろうにネ。ボクは定時制高校教員の頃から意識的にハードルを下げて生徒・学生と付き合ってきたつもりだけど、セクハラはじめ種々の相談に乗ってきたヨ(学大でクレイ爺を追及したのは、被害者の情報を知ったので勝手にやっただけ)。

 ブログを通して仲間意識を抱くようになってもらいたい、というモチーフもあって続けているのだけどネ。ボク無しでも《横につながる》ことができていれば、つまづいた時に相談できる相手が見つかるかもしれないからネ。むかし萩本欣一の番組に出ていた女子(「良子」という役だったか?)が、老母の介護に疲れて自死してしまった孤立感がそれ以来心から離れないのだナ。独りで悩んでいてもラチが開かないから、仲間(ボクもその1人のつもり)に気軽に相談することが大事だヨ!

 

 以上は前振りのつもりで、前にも記した定時制高校の卒業生で5年以上寝たきりだった女子が先日亡くなり、きのう告別式だったことを書くつもりだったのだネ。介護しながら時々仕事にも励んだ同級生の夫ともども、実によく頑張ったものだというのが集まった同級生の感想だったネ。この夫妻のガンバリを想起すれば、簡単に自死を選ばないだろうという励ましになればと思って書くつもりだったのだナ。