【聴く】ブルックナー/交響曲第4番「ロマンチック」  ティーレマン指揮ウィーン・フィル  同/第3番(第1楽章)

 久しぶりの【聴く】コーナーで、珍しく早めに情報を流せることができるヨ。今日は早起きしたお蔭で新聞のテレビ番組欄に目を通すことができて見つけたヨ。Eテレ夜9時からの「クラシック音楽館」で最高の演奏が聴けるヨ。ボクが一番好きな作曲家ブルックナー交響曲で最も入りやすい第4番、通称「ロマンチック」を今最高の演奏であるティーレマン指揮のウィーン・フィルで聴けるヨ。会場がガウディの最高傑作サグラダ・ファミリアというのだから(たぶん)音響効果もサイコーなのかもネ(以前大野和士の指揮でフォーレの(?)「レクイエム」をテレビで流した時の印象)。

 会場は別になるようだけど、余った時間にブルックナーの第3番の第1楽章も放映するというのだから言うことなし。(作曲当時は?)「ワーグナー」という俗称もあったそうだけど、忘れて聴いた方がイイね(献呈されたワーグナー自身が認めなかったとか)。とにかく出だしを1度聴くと忘れられない魅力があるのも、ブルックナーとしては珍しい。

 先日同じEテレの「クラシックTV」でこれも親しみやすい第7番の終りの方を流したけど、何とトライアングルが使われているという紹介でビックリしたネ。トライアングルといえば、リストのピアノ協奏曲第1番で1ケ所だけ出てくるので知られているけど、ブルックナーの7番はオケのトゥッティ(ほぼ全楽器の演奏)の中の1楽器として鳴らし続けていたので驚きだったのだネ。でもボクだけでなく、番組の出演者もMCの清塚はじめトライアングルの音が聞き取れなかったと言うので安心したヨ(この楽器は曲に合わないヨ)。ベートーベンの「運命」の出だしの「ダ・ダ・ダ・ダ~ン」も初稿にはフルートが入っていたけど削られて安心、というのと同じ気持だネ。