【釣り部・呑み部】夏合宿(2)  3日間でマゴチ3本!  

 初日は常連4人に準レギュラーのパンサーの5名で釣ったのだけど、ボクが釣果を伸ばせたのはパンサーが(アスミンの上達ぶりに刺激されてか)自立度を高めて老眼鏡をかけて自分でエサを付け続けていたお蔭もあるネ。2日目のエトワル君はまだ初心者レベルなので手がかかったけど、パンサーがヤル気を発揮してくれたため補助が必要でなくなり、ボクが自分の釣りに集中できたのが釣果につながったしだい。逆にアスミンが完全に自立したので(エサは付けられても釣った魚を触れないというハードルが残っているけど)魚はずし以外はフリーになったユウ君が、3日間とも不漁だった真の原因は不明のままだネ。

 今回のみならず釣り部には参加を常に切望していたものの果たせなかったイヤラシ君は、いつも2日目は早朝からアマッチと「朝飯前」の釣りを楽しんでいたものだけど、今回はアマッチとボクの2人が2日とも早朝5時から保田漁港で釣りを楽しんだヨ(昼間は金谷漁港)。前回は同じ場所・時刻で小メバル・小マゴチベラなどの外道も釣ってユウ君に喜ばれたのだけど(特にメバル)、今回はシロギスばかりだったので2日目のボクは途中からキスを諦めて対岸の堤防下に投げ続けて外道ねらいに切り換えた。案の定ベラがすぐに釣れたものの、その後はほとんどアタリ(魚信)が無かったので諦めかけた終了時間5分前にマゴチを釣ってしまった! 26㎝超の小型ながらも、マゴチは(40㎝超の大物を)ねらってもこの数年間まったく釣れていないのでとっても貴重な釣果なンだネ。ところが最終日には初心者のエトワル君がボクのより大きなマゴチを釣り上げてしまったので、シラケてしまったというのがホンネだヨ。

 

 北見宿の料理は相変わらず高級旅館並みの刺身の充実ぶりで、初日は珍しいムツやアオリイカをはじめとする刺身と久しぶりのユデダコなどで、5人でも食べきれなかったのでモッタイナかったヨ(ご主人夫妻には謝罪したので2日目は量を減らしてくれたけどネ)。個人的にはサザエは刺身が大好きで壺焼きはそれほどでもなかったのに、初日に出た壺焼きが久しぶりにとても美味に感じたのは収穫だったネ(アマッチだったかが残した壺焼きを翌朝食べたほどだったヨ)。2日目の刺身はまさにマゴチだったので(朝ボクが釣った魚)メチャ感動しながら食べたネ。他には礒カキという珍しいカキが生で出たけど、生ガキは2度中ったことのあるボクは無理なのでユウ君に食べてもらったヨ。料理を減らしてもらったとはいえ、マゴチの刺身が残りそうだったので料理名人のユウ君がカルパッチョにしてくれたので美味しく完食できたヨ。

 

 夕食前から毎回アマッチが呑ませてくれる高級ビールを満喫した後、料理を食べながらこれも毎度アマッチが呑ませてくれるワイン(初日は山形の赤白)やボクが用意した日本酒「八海山」を味わった。食後にはパンサーの土産の「イチローズ・モルト」の入手しがたい最高級(?)のものにチャレンジしたものの、そろって満腹だったので舐める程度で終わったのは、宿の料理だけでなくアマッチお手製のチーズとアスパラの生ハム巻も食したせいだったかも。それにアマッチがたくさんの高級メロンを差し入れてくれたのを、ユウ君が例によってウィスキーをかけて食べたのにつられてボクも食べさせてもらったヨ。アスミンはウィスキー無しだったけど、例によってその食べっぷりの良さはカンドウーものだったネ。釣り姿は神々しく、果物の食べっぷりは可愛らしく、がアスミンだネ。

 とにかく皆さん、腹イッパイの満足感にひたったヨ。

 2日目はユウ君の苦労のたまものである天ぷらで高級ビールを呑んだ後、入浴や昼寝して夕食に臨んでアマッチの最高級のフランス白ワイン(アスミンがだいぶ気に入った模様ながらボクは少量で十分だったネ)とユウ君差し入れの赤ワイン、それにエトワル君持参の日本酒「男山」を楽しんだので、パッチンが送ってくれた福島の地酒までは呑めずに持ち帰ったヨ(ボクが自家で独りでいただくことになった)。ワインに合うだろうというので、タミルさんが自家に送ってくれた高級ピクルスのセットから野菜の3本開けたものの、ボクには高級すぎたのかイマイチだったネ(スーパーで売ってるピクルスは食べられるけど)。アスミンたちには合ったようだし、残ったウズラの卵のピクルスはアスミンが好きだというので持ち帰ってもらって一件落着。

 

 夏合宿というと、イヤラシ君ともどもボクは正月早々から待ち遠しく思うくらいなので終ると落胆することもあるけれど、今回は少人数の合宿ながらも釣りも呑みも充実しきっているヨ。ただし炎天下の釣りや呑み続けた(ふだんは1日おきに呑む)ために身体が内外ともに疲れきってしまい、帰宅後は寝てばかりいるヨ。