【見る】「ヒューマニエンス」  《痛み》  潮田玲子

 殺人鬼プーチンウクライナ侵攻もとどめないけど、ボクのボケの進行も加速度的だヨ。本でもテレビ番組でも内容をすぐ忘れるから、何度でも楽しめる。故・三好行雄師は推理小説ファンで(ボクは探偵小説も含めて嫌い)夜眠る前にウィスキーを舐めながら推理小説を読むものの、翌日になると犯人が誰だか忘れているので何度でも楽しめると語っていたのを思い出す。「英雄たちの選択」を超える面白さを感じている「ヒューマニエンス」など、専門外の分野がテーマになることが多いので再放送を見るたびに感心してるヨ。しかし時日を経ずに同じ放送を見せられるのはどうもネ。火曜に放送したものを翌々日に再放送されては(共に夜11時・BSプレミアム)、さすがのボケ老人でも見る気が失せるネ。でも火曜に見ていない人は、今夜見て《痛み》の奥深さを知るべきだネ。

 「英雄たちの選択」はMCのペアと常連のコメンテーターは人柄もコメントも素晴らしいものの、時々見て(聞いて)いられないゲストが出演して番組をブチ壊すので敬遠することもある。先日記した萱野稔人が許容限度で、許せないクソの名は今まで記してきたとおり。しかしクソの出番は無いと安心していた「ヒューマニエンス」も、スポーツがらみのテーマになると潮田玲子が不快感をバラまくので番組を楽しめなくなる。

 バトミントンに興味がなかったボクは可愛いペアと呼ばれた頃を知らないので、今の潮田のツラは既に崩れているとしか見えないし、ひたすら不快なツラだ。意識してか(?)目を思いきり大きく見開くのが(子供の頃に見せられたバセドー病を連想させて)気持悪くなる。見た目だけなら好悪を記すまでもないけど、前にも書いた潮田のあの出しゃばり志向が不快感をあおるのだナ。小池百合子が典型的だけど、内面の悪がツラと言動ににじみ出ていると許容できなくなるのだネ。