【見る】今回発表された芥川賞候補作  鈴木涼美も候補作?

 テレビ番組表で放映される直前に気付いた「ETV特集 史上初! 全員女性 第167回芥川賞を読む」という番組がメチャ面白かったので、再放送などで見ることをおススメします。とっても面白かったヨ!

 若い頃と違って芥川賞受賞作を読もうという気が薄らいで久しいので、何度もおススメしあヒッキ―先生の大著も作品を読んでないので、論の方も実は未読のまま。今回受賞した作品名は思い出せないけど、番組には候補となった女性5人とも出て自作について語っていたのが貴重だネ。高橋隼子・年森瑛・山下○加・鈴木涼美・小砂川チトの5名の中、前3人の話も作品も興味深いので受賞は3名でも良かったという印象だネ。

 高橋が「おいしい」という言葉が付く作品だと思うけど、受賞も納得だネ。山下の作品は「あくてえ」という表題でメチャ面白そうだけど、受賞したかどうかは知らない。解説ではどれもが「正しさ」をめぐるテーマだそうだけど、これなら読みやすそうだし読んでみようという気にもなるネ。ヒッキ―先生が論じているのはヴァラエティが広すぎる分、難しそうだしネ。もちろん手をつけるのはヒッキ―本で論じられている小説が先だけどネ、ゲットしてあるのも多いし。

 鈴木涼美は聞き覚えがあると思ったら、先般安倍晋三を「偶像」視しているチョッと足りない人じゃないかと思わせた人だネ。そう言えば芥川賞候補になったという紹介が記してあったナ。芥川賞は前にも言ったとおり、(ある小説が話題になって文学作品が売れるようにするため)話題作りのために賞を与えようとしたがるので、風俗嬢の体験を持つ鈴木を候補にした面もあるだろネ。その手の話題以上のものが表現できているとも思えない話し方だし、作品の一部の朗読を聴いても才能は伝わってこなかったネ。

 朗読といえば、石橋奈津美という女優が全部読んでいたけど、全体としては上手だったものの年森の作品だったかの「まっすぐ」のアクセントが変だったネ。どこの方言なのかな? 

 ついでながらの違和感なのだけど、放送大学のテレビとラジオの歴史担当者2人のアクセントには不快感が拭えないネ。