【聴く】ラジオ放送大学「モダニズムの文学と文化」  宮本陽一郎先生、朗読は専門家に任せて!

 放送大学の文化・文学の専任講師は、青山・魚住・島内という低レベルの3人組が大学の講義の質を下げている、というのはくり返し記してきた。しかし専任・非専任が強力して開講している英文学・文化の講義はレベルも内容も楽しめるのは確か。その中で宮本陽一郎氏が最近ラジオで開講した「モダニズムの文学と文化」(火曜17時15分~)は、会社の社長のような御仁が見た目に反してモダニズム文学を講じている違和感はともあれ、内容は十分聴くに価するのでミチル姐さんともども楽しんで学習しているヨ。

 しかし前にも阿部公彦氏を例に記したように、英文学の講師はそろって自分で朗読したがるので興ざめだネ。宮本先生も阿部先生と同様で、完全に日本人の英語の発音でシラケるばかり(本人はドヤ顔ならぬ、ドヤ気分なのかな?)。英文はネイティブに任せるべきだネ、視聴者が日本人丸出しの英語に自足しないためにもネ。宮本さんは英文のみならず日本語訳も自分で朗読してしまうので、作品を読んでいるのか・講義内容なのかが区分しにくいので、他の講義のように朗読は浜中さんのような専門家に任せて欲しいネ。声が変るだけでも刺激になって講義内容が理解しやすくなる、ということが分からないのかな? せっかくの講義も全て宮本さんの声では平板に陥ってしまい、講義が台無しだヨ!